『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場する、魔女教大罪司教「暴食」担当のライやロイやルイは、人々の名前と記憶を奪い取る権能を持っています。
本記事では、暴食の権能の力や、暴食に食われた登場人物たちを紹介します。
また、なぜスバルだけが暴食の影響を受けないのか、食われたキャラが復活するのかについても解説します。
暴食の権能とは?名前と記憶を食べる恐ろしい力
暴食の権能は、対象者の「名前」と「記憶」を食べる能力です。暴食の大罪司教である、ライ、ロイ、ルイの三兄妹が使用します。
名前を奪われると世界から存在が抹消され、記憶を奪われると本人の過去の経験や知識が失われてしまいます。
また名前と記憶の両方を一度に食べられてた場合は、「眠り姫」と呼ばれる昏睡状態に陥ります。
暴食の大罪司教たちは、食べた相手の技術を自身の能力として引き出して戦う「月食」という技を使用することも可能です。
さらに、奪った名前を元にして肉体ごと相手を完全に再現する「日食」という技もあります。
「名前」を食われると存在が忘れられる
暴食に「名前」を奪われた人物は、周囲の人々の記憶から存在が完全に消え去ってしまいます。
家族や友人であってもその人のことを思い出すことが一切できなくなり、世界に最初から存在しなかったかのように扱われます。
過去の出来事や記録についても、辻褄が合うように世界規模で自動的に修正されてしまうため、痕跡を見つけることは極めて困難です。
「記憶」を食われると人格が失われる
暴食に「記憶」を食べられてしまった人物は記憶喪失に陥ります。
記憶が消失することで、これまで形成されてきた元の人格や価値観が失われてしまい、全くの別人のような状態へと変化します。
戦い方や魔法の使い方も忘れてしまうため、それまで誇っていた強力な戦闘能力や特殊な技術なども全く発揮できなくなります。
暴食の能力の発動条件
暴食の権能を発動する条件は、対象者に直接手で触れて、手のひらを舐めるという簡単な動作です。
ただし、この能力を完全に成功させるためには、対象者の本名を正確に把握している必要があります。
偽名や愛称を使用していたり、対象者自身が自分の本名を知らなかったりする場合、権能の効果は発揮されません。
間違った名前の状態で無理に食事を行おうとすると、大罪司教自身が激しい嘔吐を引き起こすという大きなリスクを伴います。
暴食に食われたキャラ一覧|被害者まとめ
多くの重要な登場人物たちが暴食の権能の犠牲となっています。
ここでは、ライ、ロイ、ルイに名前や記憶を食べられてしまった主な被害者たちを一覧で詳しく紹介します。
レム

ロズワール邸のメイドであるレムは、白鯨討伐を終えて王都へ帰還する途中で、ライの襲撃に遭ってしまいます。
レムは名前と記憶の両方を食べられてしまい、周囲の人々から存在を完全に忘れ去られます。
さらに、抜け殻となったレムは眠り姫という昏睡状態に陥りました。
スバルだけが、唯一レムのことを鮮明に覚えています。レムを取り戻すために、過酷な運命に立ち向かう決意を固めました。
クルシュ・カルステン

ルグニカ王国の王選候補者の一人であるクルシュ・カルステンも、白鯨討伐後の帰路でライの襲撃を受けました。
レムとは異なり、名前は奪われず、記憶だけを食べられてしまいました。
周囲の人々から存在を忘れられることはありませんが、これまでの人生の記憶を完全に喪失してしまいました。
記憶を失ったクルシュは、それまで持っていた戦姫としての威厳を失い、本来の純粋で天然な性格が前面に表れるようになりました。
ユリウス・ユークリウス

ユリウス・ユークリウスは、水門都市プリステラでの魔女教襲撃の際、ロイ・アルファルドに名前を食べられてしまいます。
ユリウスは主君であるアナスタシアや近衛騎士団の仲間たちから忘れ去られてしまいました。
さらに、ユリウスが契約していた準精霊たちとの繋がりも断たれてしまいます。
ユリウスは全てを失った絶望感を味わいながらも、騎士としての誇りを胸に再び立ち上がります。
そして、プレアデス監視塔でロイ・アルファルドと対峙することになります。
ヨシュア・ユークリウス

ヨシュア・ユークリウスはユリウスの弟であり、水門都市プリステラで暴食の被害に遭いました。
名前と記憶の両方を食べられ、レムと同様に「眠り姫」と呼ばれる昏睡状態に陥りました。
周囲の記憶からヨシュア・ユークリウスの存在が消え去ったため、兄であるユリウス・ユークリウスでさえも弟のことを忘れてしまう事態になります。
ヨシュアを救うことも、スバルたちがプレアデス監視塔へ向かう目的の一つとなります。
白竜の鱗のメンバー

傭兵団「白竜の鱗」は、キリタカ・ミューズの私兵団として水門都市プリステラの防衛に参加していました。
その戦いで、白竜の鱗のメンバーたちはライ・バテンカイトスに名前と記憶を食べられ、昏睡状態に陥ってしまいました。
白竜の鱗の棟梁であるダイナスは、大切な仲間たちを暴食によって奪われてしまいます。
ライ・バテンカイトスはダイナスに対して「メィリィのこともお前のせいじゃない」と語りかけました。
この言葉から、メィリィ・ポートルートの故郷がダイナスの村であり、ダイナスが父親である可能性が示唆されています。
ナツキ・スバル

ナツキ・スバルは、プレアデス監視塔で、暴食によって記憶を食われてしまいます。
また「記憶の回廊」において、ルイ・アルネブに遭遇しました。
ルイ・アルネブはナツキ・スバルの持つ「死に戻り」の権能に目をつけ、ナツキ・スバルの記憶を食べます。
記憶を食べられたナツキ・スバルは、異世界に召喚されてからプレアデス監視塔に至るまでの記憶を完全に失ってしまいました。
記憶喪失になったナツキ・スバルは、周囲の仲間たちが誰なのかわからず、疑心暗鬼に陥ってしまいます。
エミリア

エミリアは、第六章のプレアデス監視塔での戦いで、ライ・バテンカイトスと対峙しました。
その戦闘中、エミリアはライ・バテンカイトスに名前を食べられてしまいます。
名前を奪われたことで、ラムやベアトリス、ユリウス・ユークリウスといった仲間たちからエミリアの存在が忘れ去られました。
仲間たちにとってエミリアは「銀髪の知らない人」という扱いになり、エミリア自身も大きなショックを受けます。
しかし、エミリアは仲間から忘れられながらも決して諦めず、氷の魔法を駆使してライ・バテンカイトスとの戦いを続けました。
ルアンナ・アストレア?

ルアンナ・アストレアは、当代の「剣聖」ラインハルト・ヴァン・アストレアの母親です。ハインケル・アストレアの妻でもあります。
ルアンナはラインハルトが幼い頃から「眠り姫」と呼ばれる昏睡状態に陥っています。
症状が暴食の被害者とそっくりであるため、ルアンナも暴食に食われたのではないかと考えられていました。
しかし、ルアンナのことは家族や周囲の人間がはっきりと覚えています。
フェルトはハインケルの態度から、ルアンナを眠らせた原因は暴食ではなく、ラインハルト自身にあると推測しました。
スバルはなぜ暴食の影響を受けず覚えているのか?
暴食に名前を食われた人物は、世界中のすべての人々から存在を忘れ去られてしまいます。
しかし、例外としてスバルだけは、名前を奪われた人々のことを鮮明に覚えています。
スバルが暴食の影響を受けない理由について考察します。
スバルは記憶を保持している
暴食の権能によって名前を食べられると、通常はどんなに親しい間柄であっても記憶は完全に消去されます。
レムが名前を食べられた際も、双子の姉であるラムや、エミリアまでもがレムのことを忘れてしまいました。
しかし、スバルだけはレムの存在を忘れることはありません。
ユリウスやエミリアが名前を食べられた時も同様に、スバルだけは二人のことをはっきりと覚えていました。
スバルが覚えているからこそ、レムや仲間たちを取り戻すための戦いを続けることができるのです。
スバルが覚えている理由の考察
スバルが暴食の権能の影響を受けない理由については、いくつかの考察が存在します。
一つ目の理由は、スバルが元の世界からやってきた異世界人であるという点です。
この世界の記憶を管理する「オド・ラグナ」の法則から外れているため、暴食の権能が通じない可能性があります。
二つ目の理由は、スバルの体内に魔女因子が存在しているという点です。
スバルはペテルギウス・ロマネコンティを倒して怠惰の魔女因子を取り込んでおり、魔女因子を持つ者には権能が効きにくいと考えられています。
三つ目の理由は、スバルが「死に戻り」という嫉妬の魔女サテラからの強力な恩恵を受けている点です。
これらの要因が絡み合い、ナツキ・スバルだけが記憶を保ち続けていると推測されます。
暴食に食われた記憶や名前は戻る?復活する方法
物語の進行とともに、暴食の被害から回復するための希望が見えてきました。
奪われた記憶や名前を取り戻す方法と、作中で実際に復活した事例について解説します。
記憶は戻る可能性がある
暴食の大罪司教を倒すことで、暴食に食われた記憶や名前が戻る可能性があります。
大罪司教が命を落とすことで、暴食の権能によって拘束されていた記憶や名前が元の持ち主の元へ還元されると考えられています。
ただし、対象の記憶を奪った張本人を倒さなければならないため、ライ、ロイ、ルイの誰が食べたのかを特定する必要があります。
また、食べられてから時間が経過していないほど、記憶や名前が戻りやすいという推測も作中で語られています。
暴食が吐き出すとどうなる
暴食が一度食べた記憶や名前を自ら吐き出すことでも、対象者の存在が元に戻る可能性があります。
実際に第九章の王都での戦いにおいて、アルデバランの要求に従い、ロイがエミリアの関係者の名前と記憶を吐き出すという展開がありました。
ロイが名前と記憶を吐き出したことによって、周囲の人々の記憶の保管が起こり、被害者の存在が世界に復活しました。
このように、暴食に吐き出させることも復活の有効な手段となります。
原作での復活の事例
原作小説において、暴食の被害から復活した事例はいくつか存在します。
第六章のプレアデス監視塔での戦いで、ラムがライ・バテンカイトスを討伐しました。
ライが死亡した直後、名前を食べられていたエミリアの存在が周囲の記憶に戻りました。
また、レムは昏睡状態から目を覚ましたものの、記憶は失われたままでした。
第九章においてロイが記憶と名前を吐き出したことで、ついにレムの名前と記憶が完全復活を果たします。
まとめ
『Re:ゼロから始める異世界生活』における暴食の権能は、名前と記憶を奪うという非常に恐ろしい能力です。
レムやクルシュ、ユリウスなど、多くの魅力的なキャラクターたちが暴食の被害に遭い、苦難の道を歩むことになりました。
しかし、スバルが記憶を保持し続けていることや、大罪司教を倒すことで記憶や名前が復活する事例も描かれ、希望は残されています。
今後の物語で、被害者たちがどのように救済されるのか、スバルたちの活躍に注目しましょう。

