『杖と剣のウィストリア』に登場するユリウス・レインバーグは、リガーデン魔法学院のトップスリーに君臨する氷魔法の天才です。
当初はウィルを見下すライバルでしたが、なんだかんだと言いながら協力してくれる「いいやつ」に変わっていきます。
当記事では、ユリウスの強さや魔法、至高の五杖であるエルノールとの関係などを解説します。
ユリウス・レインバーグとは?

| 種族 | リザンス |
|---|---|
| 年齢 | 16歳 |
| 身長 | 174C |
| 誕生日 | ラデルの月 二十三の日(現実世界の2月23日に相当) |
| 好きなもの | トルタ芋の冷製スープと木苺のシャーベット |
| 嫌いなもの | パップリカの果実 |
| 初恋の人 | 生家のお姉さんメイド(失恋済み) |
| ダンジョン到達階層 | 6層 |
| 装備 | 蒼鏡のワンド、とあるメイドが贈ったタリスマン |
| スキル | 下位及び中位の氷属性魔法、一の法・白の芸術(アルスワイス) |
| 声優 | 柿原徹也 |
ユリウスはリガーデン魔法学院に在籍時は、学年屈指の実力を持った天才魔導士です。
傲慢な態度が目立ちますが、至高の五杖(マギア・ヴェンデ)のエルファリアに後継者を目指す、一途な努力家でもあります。
傲慢な性格で他者を見下しがち
登場初期のユリウスは非常に傲慢な性格で、自分より能力が劣る相手を容赦なく見下す人物でした。
特に魔法が使えないウィルやドワーフたちに対しては徹底して嘲笑的な態度を取り、自身の才能に絶対的な自信を持つナルシストな面が強調されていました。
しかし、この歪んだ性格の裏には、幼少期に経験した初恋の失敗という切ない過去が影響しています。
プライドが高い面はありますが、根は真面目で約束は守るといった「いいやつ」であることがわかります。
エルファリアの氷の派閥に所属
学院を卒業後、ユリウスはエルファリアが率いる「氷の派閥」に配属されました。
魔導大祭での無礼な言動や、ウィルを対する態度を知っていたため、エルファリアは当初ユリウスを無視して派閥入りを拒否していました。
しかし、ウィルの派閥入りのために協力したことや、本来の実力も認められて氷の派閥に加入できました。
派閥に所属後は、ウィル一筋でわがままなエルファリアのご機嫌をとったり、やる気を起こさせるなど苦労しています。
ユリウスの強さや魔法は
ユリウスは学院でもトップクラスの実力を持ちます。
エルファリアの生み出した秘法の1つを再現するなど、氷魔法の天才と呼べる存在です。
魔法学院トップクラスの強さ
ユリウスの強さは、学院のトップスリーとして認められるほど圧倒的です。
氷属性魔法に特化しており、蒼鏡のワンドを用いて下位・中位の魔法を完璧に使いこなします。
ダンジョンの総合実習ではイヴィル・グランドデュークに遭遇したときは、ユリウスが作戦の要となって、長文詠唱の上位魔法「凍え哭け氷鉄の森(アルメンテ アウリスカス)」を放ちました。
塔に進んでからも、さらに研鑽を重ね実力を高めています。
エルファリアの「白の芸術(アルスワイス)」を再現する
ユリウスの強さを示す代表的な魔法が、エルファリアが創造した「白の芸術(アルスワイス)」の再現です。
自分と見分けがつかない高精度の分身を氷で創出する高等魔法で、エルファリア以外に使い手はいませんでした。
ユリウスは不完全な状態ではあるものの、学院に在籍中にこの魔法を発動させています。
しかし、魔導大祭ではウィルに「白の芸術(アルスワイス)」の弱点を突かれて敗北となりました。
「白の芸術(アルスワイス)」が制御できるようになる
塔に進んでからユリウスの魔法の実力は高まっています。
以前は、「白の芸術(アルスワイス)」の操作を仲間に頼っていましたが、完全に自分自身で制御できるようになります。
さらに、ウィルの特訓に付き合いながら、分身に図書館での調べ物や、人への聞き込み調査をさせるなど、まったく違う行動をさせるまでに完璧にコントロールしています。
ユリウスとウィルの関係性の変化
ウィルとユリウスは、最悪の出会いから次第に認め合うライバルへと関係を深めていきました。
嫌悪の対象だった「無能者」の真の実力を知ることで、ユリウスの頑なな心に変化が生じていったのです。
無能者のウィルを見下していた
ユリウスは魔法が使えないウィルを「無能者」と呼び、同じ学院に通うことさえ屈辱と感じるほど見下していました。
魔導大祭の前日にはウィルが働くドワーフたちまで侮辱し、ウィルの退学を賭けて勝負を挑むなど、その敵対心は露骨なものでした。
しかし、実際に魔導大祭での対決で敗北したことや、ダンジョンの総合実習で共に戦ったことで、次第に価値観を変化させるようになります。
ウィルの派閥入りに協力する
魔剣(ウィース)を自身の力のみで扱えないウィルは、派閥入りを認められませんでした。
塔への進学時、エルファリアから不興を買っていることに気づいたユリウスは、自らの好感度を上げる名目もありつつ、ウィルの魔剣特訓に付き合います。
そして、試験の制限時間ギリギリまでウィルに付き添い、共に戦う姿勢を見せたことで、最終的にエルファリアから氷の祝福を受け「氷の派閥」へと進む道が開かれました。
ユリウスと関係の深い人物
ユリウスの性格や生き方の背景には、幼馴染や初恋のメイドなどが深く関わっています。
ユリウスの周囲の人間関係についてまとめました。
風の派閥の同期エマと幼馴染
ユリウスと風の派閥に所属するエマ・クレバーは幼馴染です。
エマは学院の同級生でもあり、同期として塔に進学しましたが、塔内部で起きた事件の当事者となってしまいます。
エマは「花蝕症」という特殊な体質を持つ少女で、その心の隙を「破滅の書(ゴーティア)」の闇魔導士シェイドに利用されて傀儡魔法で操られてしまいます。
エマの異変に真っ先に気づいたのはユリウスでしたが、操られたエマの不意打ちによって致命傷を負わされました。
ユリウスは死亡したかと思いましたが、後に生存が判明し、敵への逆転の一手を打つことに協力しています。
生家のメイドのアンナが初恋相手
ユリウスの性格が現在のように歪んでしまった原因の1つに、生家のメイドであったアンナへの失恋にあります。
幼い頃、自分を優しく褒めてくれた彼女に恋をしていましたが、年齢が離れすぎていたため、その恋は成就することなく終わりました。
失恋のショックから彼は傲慢に振る舞い、本心の優しさを隠すようになりましたが、致命傷を負った際に「善人なんて柄じゃあなかったよアンナ」と彼女の名を呼ぶなど、今も大切に想い続けていることがわかります。
ユリウスの高慢な態度は、実は一途な心を守るための鎧だったのです。
まとめ
ユリウス・レインバーグは、傲慢な天才からウィルの信頼できる友へと劇的な成長を遂げたキャラクターです。
エマの不意打ちによる死亡シーンは読者に衝撃を与えましたが、実はエルファリア直伝の分身魔法を駆使して一命を取り留めていました。
現在は生存を伏せ、破滅の書に対抗する切り札として活動しています。
彼のツンデレな魅力と今後の活躍から目が離せません。




