『きみが死ぬまで恋をしたい』は、身寄りのない少年少女を、魔法兵器として育成する学校を舞台にした作品です。
主人公シーナとミミなど、少女たちの恋愛を描いた百合漫画でもあります。
本記事では、『きみが死ぬまで恋をしたい』を最新巻までのあらすじを、ネタバレありで解説していきます。
『きみが死ぬまで恋をしたい』をざっくり紹介【ネタバレなし】
『きみが死ぬまで恋をしたい』のざっくりとした内容を紹介します。
重要なネタバレなしで、ざっくりと本作の内容をお伝えしていきますので、ネタバレを気にせず読んでください。
物語のあらすじ
物語の舞台は、「孤児院」兼「国戦用魔術兵器育成機関」(通称:学校)。学校では、10歳〜17歳の身寄りのない少年少女を、戦争で戦うための魔術兵器として育成しています。
ここで生きる生徒たちにとって、人の死は当たり前で、誰かの死を悼むことすら日常に埋もれていきます。
主人公のシーナは日々の平穏を望む14歳の少女。自分が傷つくことも、誰かが傷つくことも嫌で、死と隣り合わせの日常が受け入れられず戸惑いを感じています。
ある日の朝、突然ルームメイトの死を知らされました。悲しみに呑まれないよう必死に心を律する彼女に偶然近寄ってきたのは、返り血に染まった一人の少女でした。
次の日、ミミと名乗るその少女が新入生としてクラスにやってきます。学校の最高機密と噂されるミミとの出会いが、過酷な現実に耐え忍んでいたシーナの心情に、新たな風を吹き込み始めます。
主要な登場人物
| トツキ・シーナ | 本作の主人公。14歳。魔法も成績も平凡。戦争や誰かが傷つくことを嫌っている。 |
| カガリ・ミミ | シーナの前に現れた謎の少女。決して死なない学校の秘密兵器と噂される。 |
| リジィ・セイラン | シーナのクラスメイト。真面目で正義感が強い性格。アリと同室で恋人関係にある。 |
| モード・アリ | シーナのクラスメイト。優しく穏やかな性格。アリと同室で恋人関係にある。 |
| フラン | 学校の保健医。修復魔法の使い手。なにかとミミを気にかけている。 |
| オミ | シーナたち14クラスの担任教師。厳しい冷淡に見えるが生徒思い。 |
『きみが死ぬまで恋をしたい』1巻のあらすじ【ネタバレあり】
物語の舞台は、国戦用魔術兵器育成機関(通称:学校)。10歳〜17歳の身寄りのない子供たちを、魔術兵器として育成しています。
ある日、主人公のシーナのルームメイトの少女の死が、教師から告げられました。
一人悲しみに暮れていたシーナは、返り血に染まった謎の少女と出会います。
次の日、ミミと名乗るその少女が新入生としてやってきて、入れ替わりでシーナのルームメイトになりました。
ミミは学校では謎の秘密兵器と噂されていましたが、無邪気で可愛らしい少女にしか見えません。
ミミは模擬戦(実戦形式の訓練)で、圧倒的な実力を見せます。仮想敵を一人であっという間に何体も倒してしまいます。
無邪気で可愛らしく懐いてくる姿、戦争で兵器な顔で人を殺してきたはずなのに笑っている姿、そんなミミにシーナは複雑な感情を抱きます。
『きみが死ぬまで恋をしたい』2巻のあらすじ【ネタバレあり】
ミミと一緒の部屋で暮らすようになって1ヶ月。ある日、ミミは夜遅くに戦争から部屋に帰ってきます。就寝時間なのに、起きてミミを「おかえり」と迎えるシーナ。
シーナは友達が頑張っているのに先に寝られないと言うと、ミミはシーナの「友達」という言葉に反応します。
ミミにとってシーナは初めての友達でした。そしてミミは初めての友達であるシーナに自分の秘密を話します。それは「ミミが死なないのは、もう死んでるから」という秘密です。
翌日、保健医のフランがミミの秘密について詳しく説明します。ミミを母親が禁忌を破って蘇生させたこと。不死身の体となったこと。昔からずっと戦争に駆り出されてきたこと。
シーナはミミのことを可哀想に思いますが、戦争に行ったこともない自分では、ミミの生き方を否定することはできないと口をつぐみます。
だからせめて、シーナはミミが無事であることを祈り、部屋で帰りを待っていようと思うのでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい』3巻のあらすじ【ネタバレあり】
戦争から生徒たちが帰ってきたと知り、シーナはミミを迎えに保健室に行きます。すると、戦争帰りの先生から大きな布袋を渡されます。
その袋には、体がボロボロになって動けなくなったミミが入っていました。普通ならとっくに死んでるほどの損傷を受けても回復するミミを見て愕然とするシーナ。
ある日、シーナの友人セイランが戦闘実力試験を受けることが決まりました。
自分を拾ってくれた学校への恩返し、そして恋人のアリのために戦うことを決意し、試験の合格を手にします。
セイランが初参加となった戦いは早くに終わりました。セイランもミミも大きな怪我をすることなく帰還します。
セイランは初めて人を殺したことに動揺して涙を流しますが、アリに優しく抱き締められ、心を落ち着けることができました。
その後もセイランは戦争に召集されます。しかし、ある日の戦いで魔法の攻撃を受けて致命傷を負ってしまい、帰還の途中で力尽きてしまいます。
『きみが死ぬまで恋をしたい』4巻のあらすじ【ネタバレあり】
恋人であるセイランの死を知ったアリはひどく落ち込みます。
ミミもまたセイランがいなくなっったことに寂しさを感じていました。今まで一人で戦ってきたミミにとって、初めての友人の死だったからです。
そんなミミを見て、シーナはせめて自分が生きている限りは「おかえり」と言ってあげようと思います。
またシーナは自分にも何かできることはないかと、保健医のフランに魔法を見てもらいました。
シーナは魔法が苦手でしたが、唯一、花を元気にさせることができます。
フランはそれを治癒魔法と言います。怪我を修復させることはできませんが、痛みを和らげることができる魔法です。
そしてミミの母親も治癒魔法の使い手であり、同じ血縁だからか、シーナとミミの相性が良いこともわかりました。
シーナはミミのために魔法をもっとうまく使えるように、フランの手伝いをしながら、魔法の練習をすることにしたのでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい』5巻のあらすじ【ネタバレあり】
ミミのために頑張ることを決意したシーナは、苦手ながらも実技試験で必死に戦います。
しかし、ミミはそんなシーナを見て、怪我をするから頑張らないでほしいと思います。
シーナもいつか戦争に行くことになるという現実を知り、ミミは今まで以上に無茶をして戦うようになりました。
ある日、保健室でシーナとミミは喧嘩をします。
怪我をしないで無事に帰ってきたほしいと願うシーナ。死なないから自分がシーナの分まで戦えばいいというミミ。
お互いのことを大切に想っているためにすれ違いでしたが、その後、互いに思いをぶつけ合って仲直りすることができました。
一方、アリは未だにセイランを失ったことへの気持ちを整理できないままでいました。
上級生のエスタは、自身も片思いの相手を失った経験から放っておけず、アリに声をかけるのでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい』6巻のあらすじ【ネタバレあり】
アリは失った恋人セイランとの思い出を、上級生のエスタに話しながら振り返ります。
そしてセイランが好きになってくれた自分のままで生きることを強く決意しました。エスタは恋人のためにカッコつけたいと思うアリのことを優しく応援します。
シーナとミミは喧嘩から仲直りして、変わらぬ日々を過ごしてました。
シーナのために傷つきながらも戦うミミ。そんなミミから目を背けず、抱きしめて治癒魔法で癒すシーナ。
ある日、シーナはミミがハルと仲良くしているのを見たり、アリからもらったお菓子を美味しいという姿を見て、少し寂しさを感じます。
ミミに自分以外の友達ができたことは嬉しいことなのに、シーナは嫉妬している自分に気付きます。
ハルはシーナとミミが付き合っているのだと思っていましたが、シーナはそれを焦って否定します。
しかし、否定した気持ちとは裏腹に、ミミへ向ける気持ちが、ただの友人に向けるだけのものではないと気付いてしまうのでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい』7巻のあらすじ【ネタバレあり】
シーナはミミと恋愛関係になることなんて考えていませんでしたが、ハルに指摘されて真剣に考えるようになります。
そんな中、シーナは風邪を引いてしまい、ミミは不器用ながらも一生懸命に看病しようとしました。
またシーナは魔法が上達したこともあり、保健室で戦争から帰還した生徒たちの治療も手伝うことになりました。
一生懸命に誰かに魔法をかけ、世話をするシーナを見て、ミミは複雑な思いを抱えます。
それはシーナが自分以外の人と特別な関係になってしまうのではないかという不安です。ミミは不安にかられ涙を流してしまいます。
シーナはそんなミミを見て「好き」と思いを伝えます。自分がミミに恋をしていること、この好きは特別であるということ。
ミミもまたずっと前からシーナのことを特別に好きだったと伝えます。
お互いの気持ちを確かめあった2人は恋人として付き合うようになるのでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい』8巻のあらすじ【ネタバレあり】
恋人として付き合うようになったシーナとミミ。ハルやエスタに付き合うようになったことを伝えます。
アリにも恋人になったことを伝えると、シーナとミミのことを応援してくれ、自分にも話してくれたことを喜びました。
学校ではテストが近づいてきており、シーナやハルは自習室で勉強していました。
そして将来のことを話します。ミミは大人になり、シーナと結婚したいと夢をみます。
一方、シーナは将来、各地の医療施設で働きたいと思うようになりました。それはミミがどこの戦地に行ってもそばにいられるからという理由です。
ある日、保健医のフランがミミが進級できるように、一時的に体を大きくする薬に試作品を作ります。
ミミはそれを飲むと、シーナと同じくらいの高さまで身長が伸びました。シーナがかっこいいと思えるような恋人になりたいと、つい薬を飲んでしまったと言います。
シーナは自分だけが大人になったとしても、ずっと一緒にいようと決意するのでした。
『きみが死ぬまで恋をしたい side stories 』のあらすじ【ネタバレあり】
第1話「きらきら」
恋人同士となったシーナとミミの何気ない日常が描かれています。午前中は部屋で惰眠をむさぼり、午後は2人でいちごジャムを作ります。2人は何もない幸せな1日を過ごすのでした。
第2話「ばいばい」
かつてシーナのルームメイトだった少女メル・ラウラについて描かれます。ラウラは成績優秀で、何をやってもクラスで1番。いつも自信なさげで自分とは正反対のシーナの気持ちが理解できずにいました。
第3話「くらくら」
シーナたちの担任教師オミは、自身のクラスの生徒ラウラの死を生徒たちに告げたあと、誰も見ていないところで悲しみます。生徒を厳しく指導するのは、嫌われてもかまわないから少しでも生徒たちに生き延びてほしいという優しさでした。
第4話「ずきずき」
シーナたちの上級生リカは、友人のエスタがヘザーに片思いをしているときからずっと見ていました。ヘザーを失ったエスタに「忘れろ」「立ち直れ」なんてことは言いません。ただ生きていてくれればいい。そう願っているのでした。
第5話「めろめろ」
クレアはルームメイトのハルのことをいつも「顔がいい」と惚れ惚れしていました。シーナのように「ハルちゃん」じゃなく「ハルくん」の方がいいのか聞くと、クレアからならなんと呼ばれても嫌な気持ちにはならないと言われ、安心したのでした。
第6話「きらきら」
風で落ちてしまったプリントを、部屋の窓から飛び出して、颯爽と拾ってくるセイラン。そんな姿にアリは驚いて笑うと、セイランはその笑顔が可愛いと言います。アリもまたセイランに可愛いと思ってほしいと伝えるのでした。
まとめ
本記事では、『きみが死ぬまで恋をしたい』のあらすじを最新巻までネタバレありで解説しました。
本作は、孤児の少年少女に魔法を教え、兵器として育成する架空の養成学校を舞台とした作品です。
また主人公のシーナとミミなど、共同生活を行う少女たちの恋愛を描く百合漫画でもあります。
本記事を読んで作品に興味を持ったら、ぜひ原作漫画やアニメを見てみてください。


