この記事では『Re:ゼロから始める異世界生活』の登場人物「シャウラ」について解説します。
シャウラはプレアデス監視塔の番人であり、スバルとフリューゲルを勘違いするなど、謎の多い登場人物です。
そんなシャウラの死亡について、また強さや能力なども解説していきます。
シャウラの基本情報とプロフィール
シャウラはプレアデス監視塔の番人として、400年以上にわたって魔女の祠を見張り続けてきた人口精霊です。
名前：シャウラ
種族：人工精霊（魔獣「紅蠍」を元に作られた）
立場：プレアデス監視塔の守護者（星番）
声優：不明
年齢：400歳以上
身長：不明（ただし「背が高く、モデルのような体型」と描写されている）
誕生日：不明
特技：ヘルズ・スナイプ（マナを用いて針と標的を結び付け、高速で放つ能力）
外見の特徴
シャウラの外見の特徴は、マントを羽織り、ホットパンツと黒ビキニという露出度の高い服装で、一般的な賢者のイメージとはかけ離れています。
また「スコーピオンテール」と自称する髪型（ポニーテールのような髪型）をしていますが、このスコーピオンというのが、自身がサソリになることへの伏線になっていました。
また豊満な胸と長く白い手足が特徴的で、レイドからは「エロ女」と称されています。
性格
シャウラの性格は、軽快な「～ッス」という語尾を使ったり、自分のことを「あーし」と呼ぶなど、軽いノリの性格をしています。
初登場時はミステリアスな雰囲気を出していましたが、スバルと出会い能天気な性格であることが判明しました。
スバルのことをフリューゲルと勘違いし、喜んで抱きついたりするなど、馴れ馴れしい態度を取ります。
しかし寂しがり屋な一面もあり、プレアデス監視塔の最後のルールを秘密にしたのは、再び1人で取り残されることを恐れていたためです。
シャウラの正体と背景
シャウラの正体はプレアデス監視塔の番人であり、魔獣「紅蠍」を基に作られた人工精霊と言われています。
なぜシャウラが生み出され、役割を与えられたのか、師匠であるフリューゲルとの関係なども謎が多いです。
プレアデス監視塔の番人としての役割
シャウラは400年もの間、プレアデス監視塔の番人として務めてきました。
主な任務は監視塔に近づく者を無差別に攻撃し排除すること、塔内の試験の番人として機能すること。そして嫉妬の魔女の封印を監視することでした。
フリューゲルから「誰も監視塔に近づけるな」という厳命を受けたシャウラは、その使命を忠実に守り続けていました。
シャウラは「ヘルズ・スナイプ」という超高熱の熱線を用いて、アウグリア砂丘を超えて監視塔に近づいてくる者を狙撃します。
フリューゲルとの関係性
リゼロ世界の中ではシャウラは「三英傑の一人」で「賢人」と一般に信じられていました。
しかしシャウラはフリューゲルによって人間の姿に変えられた魔獣「紅蠍」を基に作られた人工精霊でした。
フリューゲルはシャウラに監視塔の番人としての役割を与え、400年間その任務を遂行させました。
シャウラはフリューゲルのことを「お師様」と呼び、絶対的な忠誠を誓っていました。
またシャウラは主人公のナツキ・スバルをフリューゲルと勘違いし、「お師様」と呼んで慕います。
この勘違いの理由は、スバルの匂いがフリューゲルに似ていたためとされていますが、シャウラの存在や、フリューゲル目的はリゼロ世界の深い秘密に繋がる重要な鍵となっています。
シャウラの最後と死亡の真相
シャウラは、エミリアがプレアデス監視塔の全試験をクリアした結果、その役目を果たして最終的には塵となりました。
最後の瞬間にスバルと繋がった魂の回廊の中で「いつかまた自分と出会って欲しい」と言いながら笑顔で消えていきました。
ただ完全に死亡したのかは定かではありません。なぜならシャウラの塵の中からは、小さな魔獣「紅蠍」が現れたからです。
現在、紅蠍はメィリィのペットとなって頭の上に置かれるようになりますが、その後シャウラとして復活する可能性も高いです。
「いつかまた出会って欲しい」という発言もあり、今後の物語の展開でシャウラが再登場する可能性も十分に考えられますね。
シャウラの能力と強さ
シャウラの攻撃「ヘルズ・スナイプ」や、サソリに変身するなど、その能力と強さについて解説していきます。
ヘルズ・スナイプの詳細
ヘルズ・スナイプは、シャウラの代表的な攻撃技であり、その威力と精度は驚異的です。
この能力は、マナを利用した精密射撃という形で発動し、シャウラは自身の針と標的をマナで結びつけ、高速で放つことで、遠距離からでも正確に敵を攻撃することができます。
ヘルズ・スナイプの特筆すべき点は、その圧倒的な威力と連射能力です。
この技は、魔獣の軍団でさえ容易に薙ぎ払うことができるほどの破壊力を持ちます。
ヘルズ・スナイプのもう一つの特徴は、その射程の長さです。プレアデス監視塔に近づく者を遠くから狙撃のように攻撃できるため、敵が塔に近づく前に排除することが可能です。
大サソリへの変身
シャウラのもう一つの強力な能力は、大サソリへの変身です。
この変身は、プレアデス監視塔のルールが破られた際にトリガーされ、シャウラは巨大な魔獣・紅蠍へと姿を変えます。
大サソリに変身した際、シャウラは自我を失い、完全な殺戮マシンと化してしまいます。
この形態では、シャウラの物理的な能力が大幅に強化されます。大サソリ形態のシャウラは、2本の強力な大鋏と非常に堅い甲殻を持ち、さらに尻尾から無数の針を放出する能力を有します。
また、尻尾は切断されても再生する特性があり、完全に無力化するには根本から切り取る必要があるため、敵にとっては非常に厄介な存在となります。
シャウラとスバルの関係
シャウラはスバルのことをフリューゲルと勘違いして「お師様」と呼びます。その理由や関係性について解説します。
「お師様」と呼ぶ理由
シャウラがスバルを「お師様」と呼ぶのは、スバルの魔女の香りが彼女の本当の師匠であるフリューゲルと類似しているためです。
「香り」を「魂」や「オド」と解釈すると、スバルとフリューゲルが同一の魂を持つ存在である可能性が示唆されます。
この解釈は、スバルとフリューゲルの関係性に新たな光を当てています。
両者が同一人物である可能性や、スバルがフリューゲルの複製体である可能性など、様々な仮説が立てられています。
「三つ」発言の謎
シャウラのスバルに対する「三つ」発言の意味は、スバルが体内に取り込んでいる魔女因子の数を指していると考えられています。
物語の中で、スバルは「怠惰」と「強欲」の魔女因子を取り込んでいることが明らかになっていますが、シャウラの発言から、おそらく「傲慢」の因子も体内に存在すると推測されます。
この「三つ」発言は、フリューゲルの目的や正体に関する重要な手がかりとなる可能性があります。
プレアデス監視塔とシャウラの役割
シャウラは400年以上にわたってプレアデス監視塔の番人をしていました。
プレアデス監視塔とはどういうものなのか、シャウラの役割について解説していきます。
大図書館プレイアデスの概要
プレアデス監視塔の本来の姿は、「大図書館プレイアデス」です。
この大図書館プレイアデスは、知りたいことを何でも探せる場所として設計されましたが、現在は最東端の洞窟に封印されたサテラを監視する「プレアデス監視塔」となっています。
監視塔は六つの層から構成されており、各層には特定の機能があります。
- 五層「ケラエノ」：入り口があるフロア
- 六層「アステローペ」：地下に位置する
- 四層「アルキオネ」：シャウラの居住区域
- 三層「タイゲタ」、二層「エレクトラ」、一層「マイア」：書庫（各層に試験あり）
- ゼロ層「メローペ」：存在は確認されているが、アクセス方法は不明
シャウラが守る5つのルール
シャウラは監視塔の番人として、5つの重要なルールを守ることを任されています。
- 「試験」を終えずに去ることを禁ず
- 「試験」の決まりに反することを禁ず
- 書庫への不敬を禁ず
- 塔そのものへの破壊行為を禁ず
- 「試験」の破壊を禁ぜず
これらのルールのいずれかが破られると、シャウラは自身の意思とは関係なく大サソリに変化し、塔にいる者を殲滅しようとします。
この変化は、シャウラ自身にとっても制御不能な状態であり、監視塔の防衛システムの一部として機能しています。
400年間の任務
シャウラは、フリューゲルやレイド、ボルカニカと共に大図書館プレイアデスで幸せな日々を過ごしていました。
しかし、フリューゲルたちが旅に出発すると、シャウラは監視塔の番人の役目を任され、一人残ることとなりました。
そして400年もの間、シャウラは3つの役割を与えれて、孤独に監視塔を守り続けるのです。
- 監視塔を守ること
- 魔女の祠を監視すること
- 監視塔に近づく者を区別なく排除すること
