【無職転生】フィリップとは?最後は死亡する?妻ヒルダや息子との関係も

『無職転生』に登場するフィリップ・ボレアス・グレイラットは、城塞都市ロアの町長であり、エリスの父親です。

一見すると線の細い穏やかな人物ですが、貴族らしく政治的手腕に長けた腹黒い一面も持っています。

本記事では、フィリップの基本プロフィールや妻ヒルダとの関係をはじめ、ルーデウス達との関わりや、彼が迎える悲惨な死因と最後について詳しく解説します。

※当記事には本編のネタバレが含まれますのでご注意ください
目次

フィリップ・ボレアス・グレイラットとは?

©理不尽な孫の手・MFブックス/「無職転生」製作委員会
名前フィリップ・ボレアス・グレイラッ
立場城塞都市ロアの町長、エリスの父親
年齢不明
性別
身長不明
階級不明
声優小野大輔

アスラ王国フィットア領にある城塞都市ロアの町長であり、エリスの父親です。

一見すると線の細い軽薄な男性ですが、貴族らしく政治的手腕に長けた腹黒い一面も持っています。

ただし、朝が非常に弱く、目が覚めてから一時間は何もできません。寝起きに会話を強制されると、理不尽に怒鳴ったり殴りつけたりすることもあります。

兄ジェイムズとの跡目争いに敗北した過去を持ち、現在も次期当主の座を諦めていません。

フィリップはエリスの父親

フィリップは、狂犬と恐れられるエリスの実の父親です。

エリスがボレアス家の気性の荒さを強く受け継ぎ、何度も暴力事件を起こすことに頭を悩ませていました。

祖父のサウロスがエリスの性格を肯定したため、厳しく教育できずにいた過去があります。

いつかパウロのように家出するのではないかと心配していましたが、決して落ちこぼれ扱いすることはなく、エリスとの関係は非常に良好です。

エリスも剣術の成果などを楽しそうに報告しています。

ジェイムズとの跡目争いに敗北した過去

6歳年上の兄ジェイムズとボレアス・グレイラット家の次期当主の座を争い、敗北した過去があります。

人脈と権力を持つジェイムズには勝てず、王都から遠ざけられる形でロアの町長の仕事を押し付けられました。

この左遷により、次期当主の座からは完全に遠のいてしまいます。

しかし、決して諦めたわけではありません。

自身の息子二人を養子として奪われるという屈辱を味わいながらも、虎視眈々とボレアス家を乗っ取る機会をうかがっていたのです。

フィリップの妻ヒルダとの関係

フィリップと妻ヒルダの夫婦関係は非常に良好です。

ボレアス家の伝統により息子二人を奪われたことでヒルダは情緒不安定になっていますが、フィリップはそんな妻を優しく支えています。

夫婦で娘エリスの教育について真剣に悩む姿も見られました。

娘エリスとの関係は非常に良好

フィリップとエリスの親子関係は、作中でも良好なものとして描かれています。

ルーデウスの視点では二人が直接会話するシーンは少ないものの、エリスが自分にとっての母親はヒルダだけだと断言したり、両親の言いつけを素直に守ったりする姿から、家族の絆の強さがうかがえます。

フィリップもエリスの将来を真剣に案じており、貴族として生きられなかった場合に備えてギレーヌを雇い、剣術を学ばせていました。

エリスに傷がつかないか心配する親心も覗かせています。

妻ヒルダは情緒不安定だった?

妻のヒルダは、過去の出来事が原因で情緒不安定な状態に陥っています。

赤い髪と色気を振りまく美しい容姿を持つヒルダですが、感受性が強く争い事を苦手としています。

そのため、よその子供であるルーデウスが我が物顔で館を歩いていることに強い不快感を示していました。

しかし、ルーデウスが10歳の誕生日に家族から祝ってもらえなかった事実を知ると、一転して同情するようになります。

そこからルーデウスをエリスと結婚させ、自分の息子にしようと考え始めました。

息子2人は養子に取り上げられていた

ヒルダが情緒不安定になった最大の原因は、実の息子二人を奪われたことです。

ボレアス・グレイラット家には、権利闘争に敗れた者の子供が次世代の争いに参加するのを防ぐという伝統があります。

跡目争いに敗れたフィリップの息子たちも、この伝統に従い、養子という名目でジェイムズに取り上げられてしまいました。

手元に残された子供は娘のエリスだけとなり、エリスがいなくなることを極端に恐れるようになったのです。

エリスの結婚話に強く反発するのもこのためです。

フィリップの死亡理由と死因は拷問?

フィリップの死亡理由は、フィットア領を襲った大規模な転移事件で遠く離れた紛争地帯に飛ばされ、敵国のスパイと間違われたことによる拷問です。

妻のヒルダと共に身分を証明できないまま、悲惨な最後を遂げました。

転移事件で紛争地帯に飛ばされる

平和なロアの町で暮らしていたフィリップの運命は、フィットア領転移事件によって狂わされます。

空に浮かぶ赤い球体が弾け、フィットア領の人間が世界中に転移させられる大災害が発生しました。

あの日、フィリップは妻のヒルダと共に自室にいました。

突然の光に包まれ、気がつくと見知らぬ紛争地帯の真っ只中に放り出されていたのです。

ロアの町長という立場でありながら、全く状況が掴めないまま危険な戦場を彷徨うことになってしまいました。

死因はスパイと疑われた拷問

フィリップの直接の死因は、転移先の紛争地帯で受けた凄惨な拷問です。

突然現れた見慣れない身なりの男女は、現地の人々から敵国のスパイだと疑われてしまいました。

自室から転移したため、アスラ王国の貴族であることを証明する品を何一つ持っていませんでした。

言葉を尽くして誤解を解こうとしたものの、身分を証明できないまま捕らえられてしまいます。

そして、無実の罪を着せられたまま拷問を受け、命を落とすことになったのです。

妻ヒルダと共に悲惨な最後を遂げる

フィリップと共に転移した妻のヒルダもまた、夫と同じ悲惨な最後を迎えました。

夫婦揃ってスパイの容疑をかけられ、過酷な拷問の末に殺害されています。

貴族として恵まれた生活を送っていた二人が、理不尽な災害によって見知らぬ土地へ飛ばされ、誰にも助けを求められないまま命を奪われました。

もし事前に魔法や剣術の心得があれば、あるいは身分証さえ持っていれば生き延びられたかもしれないと思うと、非常に痛ましい結末だと言えます。

フィリップの最後とその後について

フィリップとヒルダの遺体は、転移先の紛争地帯で剣王ギレーヌによって発見され、そのまま現地の地に埋葬されました。

その後、魔大陸から生還したルーデウスとエリスの尽力により、故郷であるアスラ王国の墓地へと無事に移葬されています。

遺体はギレーヌにより現地に埋葬される

紛争地帯で無残な死を遂げたフィリップたちの遺体を発見したのは、エリスの護衛を務めていたギレーヌでした。

ギレーヌもまた転移事件の被害者であり、転移先からアスラ王国への帰還を目指す途中で偶然二人を見つけました。

かつてフィリップに雇われ、妾に誘われたこともあるギレーヌは、変わり果てた主君の姿に心を痛めたことでしょう。

遺体をそのまま放置することはできず、せめてもの弔いとしてギレーヌの手によって転移先の土地に埋葬されました。

ルーデウス達によりアスラ王国へ移葬

現地に埋葬されたフィリップとヒルダですが、最終的には故郷のアスラ王国で安らかな眠りについています。

魔大陸から長い旅を経て帰還したルーデウスとエリスは、両親の死という残酷な現実を突きつけられました。

二人は悲しみを乗り越え、ギレーヌから埋葬場所の情報を得て遺体を引き取ります。

書籍版の記述によれば、アスラ王都にあるサウロスの墓碑と同じ場所に二人を移葬しました。

これでようやく、親子三代が同じ場所で眠れるようになったのです。

本来の歴史では第二王女派についていた

龍神オルステッドの語る本来の歴史では、フィリップは全く異なる運命を辿っていました。

本来の歴史においてルーデウスは存在せず、エリスはアリエル第二王女の護衛騎士として仕えることになります。

娘のエリスがアリエル側についたことで、フィリップやサウロスも第二王女派として権力闘争に参加していました。

ルーデウスの転生というイレギュラーな事態が発生したため、フィットア領転移事件が起こり、フィリップは本来の寿命を全うできずに命を落としてしまったのです。

フィリップとパウロ、ルーデウスの関係

パウロの従兄弟であるフィリップは、ルーデウスをエリスの家庭教師として迎え入れます。

パウロとは幼い頃から仲が良く、優秀なルーデウスを利用してジェイムズを追い落とし、ボレアス家を乗っ取るという腹黒い政略を企てていました。

パウロの従兄弟!かつては仲が良かった

フィリップはパウロの従兄弟であり、ルーデウスにとっては叔父にあたる人物です。

現在の身分には大きな隔たりがありますが、二人は幼い頃から仲が良かったという過去があります。

頭は弱いが腕っぷしが強いパウロと、頭は良いが腕っぷしが弱いフィリップは、互いの弱点を補い合う関係でした。

ゼニスが妊娠し、職と家を求めて泣きついてきたパウロに対し、フィリップがブエナ村の駐在騎士の仕事を与えたことからも、その絆の強さがわかります。

ルーデウスをエリスの家庭教師に雇う

フィリップはパウロからの頼みを受け、ルーデウスをエリスの家庭教師としてボレアス家に雇い入れます。

最初は幼いルーデウスの実力を測りかねていましたが、狂犬状態だったエリスを見事に手懐けた手腕を見て、その評価を改めました。

さらに、絶望的だと思われていたエリスの誕生日パーティーでのダンスも成功させたことで、ルーデウスの能力を完全に認めます。

ルーデウスが策を弄して困難を乗り越える姿は、フィリップにとって非常に好ましいものでした。

ルーデウスを利用する腹黒い政略とは

ルーデウスの優秀さを認めたフィリップは、ルーデウスを利用した腹黒い政略を企てます。

その内容は、ルーデウスとエリスを結婚させてノトス家の当主に据え、自分を追い落とした兄ジェイムズを失脚させてボレアス家を乗っ取るというものでした。

この計画を思いついた時、フィリップは思わず悪い笑顔を浮かべています。

ただ単に権力を求めただけでなく、ルーデウスとエリスが当主になれば、昔のようにパウロと悪巧みをして酒を酌み交わせるかもしれないという思惑もありました。

まとめ

本記事では、無職転生に登場するフィリップ・ボレアス・グレイラットについて詳しく解説しました。

フィリップはロアの町長であり、エリスの父親です。

兄ジェイムズとの跡目争いに敗れ、息子二人を養子に奪われるという屈辱を味わいました。

そのため妻のヒルダは情緒不安定になってしまいますが、夫婦関係やエリスとの関係は良好でした。

パウロの従兄弟でもあるフィリップは、家庭教師としてやってきたルーデウスの才能を認めます。

そして、ルーデウスとエリスを結婚させてボレアス家を乗っ取り、再びパウロと酒を酌み交わすという腹黒い政略を企てていました。

しかし、その野望はフィットア領転移事件によって打ち砕かれます。

紛争地帯に転移したフィリップとヒルダは、スパイと疑われて凄惨な拷問を受け、命を落としました。

遺体はギレーヌによって埋葬された後、ルーデウスとエリスの手でアスラ王国の墓地に移されています。

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