『転生したらスライムだった件』に登場するラズルは、グランベル・ロッゾが名付けた蟲型魔獣(インセクト)で、千年来の友人でもあります。
ゼギオンと同じ蟲型魔獣の完全形態であり、覚醒魔王に匹敵する強さを持っています。
本記事では、ラズルの正体や強さ、死亡シーンや初登場について詳しく解説します。
ラズルの正体とは?

| 名前 | ラズル |
| 立場 | 蟲型魔獣(インセクト)の完全形態 |
| 所属 | イングラシア王国の北方で守護者 / グランベル・ロッゾの盟友 |
| 声優 |
ラズルは「光の勇者」と呼ばれた、グランベル・ロッゾの古き盟友であり、ロッゾ一族が温存していた切り札の魔物です。
グランベルが直々に名前を付け、蟲型魔獣(インセクト)の完全形態へと進化しています。
知能も高く会話が可能ですが、長年孤独に防衛任務を行っていたためか片言の話し方が特徴です。
見た目は各部に宝石のような球体状の複眼を配しており、全身に黒い鎧のうな外殻を纏っています。
普段はイングラシア王国の北方で守護の任に就いています。
元は蟲魔王ゼラヌスの配下で「十二蟲将」の1人
ラズルは元々、蟲魔王ゼラヌスを頂点とする「十二蟲将」の1人でした。
ゼラヌスは配下を率いて、異界から様々な別次元世界を侵略していました。
ラズルは2000年以上前にリムルたちがいる基軸世界を侵攻していましたが、ゼラヌスを裏切って勇者グランベルの盟友となっています。
同じく、十二蟲将の一角で、東の帝国の近衛騎士団(インペリアルガーディアン)序列6位の蟲魔族ミナザはラズルに対して、「我等に恭順の意を示さずに勝手な真似を続けるとは、度し難い愚か者だったわ」と言っています。
普段はイングラシアの北方守護
ラズルは普段、ロッゾ五大老のシードル辺境伯が身元引受人となり、イングラシア王国の北方守護を任されています。
千年間もの長い間、北方の魔物の軍勢をたった一人で防衛してきました。
北方の地は悪魔族の遊び場と化しており、人類にとって危険な地域です。
しかし、魔法を得意とする悪魔族に対して種族的な有利を持つため、守護の中核として頼りにされています。
グランベルからの命令が下った際には、この防衛任務を即座に放棄して駆けつける態勢を常に整えています。
ラズルの強さは?
ラズルの実力は覚醒魔王に匹敵するほど圧倒的です。
戦闘した当時のシオンとディアブロの魔素量を合わせた数値を上回るほどの強大なエネルギーを秘めています。
さらに蟲型魔獣特有の性質により、物理攻撃と魔法攻撃の両方に対して極めて強い耐性を持っています。
覚醒魔王に匹敵する強さ
ラズルの戦闘力は覚醒魔王と同等クラスの強さを誇ります。
リムルもラズルの強さについて「嘘だろ、おい。あんな、そこらの魔王よりも強い隠し玉がいたのかよ」と驚いています。
またルミナスの影武者として魔王を務めていたロイよりも強いと判断しています。
グランベルも「聖騎士の隊長格よりも遥かに強い」とラズルの実力を高く評価していました。
実際、ラズルは魔王勢力や、人類に敵対する魔族に対抗するだけの切り札となるほどの存在です。
シオンとディアブロ以上の魔素量
ルベリオスでリムルたちと対峙した際、ラズルは異常なほどの魔素量を放っていました。
リムルの目から見て、その魔素量は当時のシオンとディアブロの二人の魔素量を足したものよりも強大でした。
長命種のインセクトとして千年以上生き抜き、グランベルから力を与えられた結果、ここまでのエネルギーを蓄えています。
ディアブロも「シオン殿には手が余るでしょう」「ランガ殿の助力があるとはいえ苦戦は必至」と、強さを判断しています。
物理攻撃と魔法攻撃に強い耐性
蟲型魔獣は物質と精神の両方の特性を持つ反精神体であり、物理と魔法の双方に強い耐性を持ちます。
魔法を得意とするディアブロなどの悪魔族(デーモン)にとっては天敵と言える厄介な存在です。
大聖堂での戦闘でもその特性が遺憾なく発揮されました。
シオンが愛刀である剛力丸・改で放つ強力な物理攻撃を、腕の外殻だけで完全に受け止めます。
同時にランガが放つ強力な魔法攻撃さえも無傷で弾き返しました。
悪魔族の攻撃をほぼ通さないため、ディアブロにとっても相性の悪い相手でした。
ラズルとゼギオンの共通点
ラズルはリムルの配下で、『迷宮十傑』の1人にして、聖魔十二守護王のゼギオンと多くの共通点を持っています。
二人は同じ蟲型魔獣をルーツに持つ戦闘種族であり、主への忠誠心が強さの源泉になっています。
ゼギオンと同じ蟲型魔獣
ラズルはゼギオンと同じ蟲型魔獣に属する魔物です。
インセクトは虫魔王ゼラヌスによって生み出された純粋な戦闘種族であり、異界から様々な別次元世界を侵略していました。
ゼギオンがリムルに名付けられてテンペストの守護者となったように、ラズルもグランベルに名付けられてロッゾの守護者となりました。
主から名前と居場所を与えられたことで絶対的な忠誠心を抱き、限界を超えて劇的な進化を遂げたという生い立ちも共通しています。
成長したゼギオンとよく似た姿
ラズルの容姿は、人型へと成長したゼギオンと酷似しています。
二人ともカブトムシやクワガタムシのような強固な流線型の外殻に身を包んでいます。
禍々しいまでに黒光りする装甲と、各部に配置された複眼が特徴的です。
強靭な肉体を駆使した近接格闘を得意とする戦闘スタイルも似通っています。
敵の実力を称賛する真っすぐで誠実そうな態度も、ゼギオンの武人としての性格を彷彿とさせます。
ラズルとグランベルの関係は?
ラズルにとってグランベルは絶対的な主であり、千年来の友人でもあります。
ロッゾ一族が温存していた切り札として、いざという時のために身を潜めていました。
グランベルの命令には無条件で従い、自らの命を賭してでも主の願いを叶えようとする深い忠誠心で結ばれています。
千年来の友人でありロッゾの切り札
グランベルとラズルは千年以上にわたる古い付き合いの友人です。
全盛期のグランベルが直接名付けを行った相棒であり、ロッゾ一族の最大戦力として温存されてきました。
「スマンな、グランよーー俺は先に逝く」と友への謝罪を口にして散っていく姿から、深い絆があることがわかります。
表舞台には一切姿を現さず、魔国連邦との戦闘が始まるまでその存在は完全に隠されていました。
グランベルへの絶対的な忠誠心
ラズルの強さの根源はグランベルに対する絶対的な忠義にあります。
実際、グランベルから命令があれば、重要な北方防衛の任務すら即座に放棄して駆けつけます。
ルベリオスへの襲撃でも主の野望を叶えるために先陣を切って戦いました。
自らの命を懸けて格下のシオンたちに持久戦を仕掛けたのも、グランベルの試練の意図を汲み取った忠誠心ゆえの行動でした。
ラズルの最後・死亡シーンを解説
ラズルはルベリオスの大聖堂でシオンとランガの連携攻撃を受けて死亡します。
最初は圧倒的な防御力で優位に立っていましたが、戦闘中に成長したシオンが闘神化を獲得します。
最後はシオンとランガの合体技によって外殻を破壊され、内部から焼き尽くされました。
ルベリオスの大聖堂でシオンとランガを相手に戦闘
ルベリオスの大聖堂でラズルは、シオンとランガと激突します。
シオンの超速再生による持久戦が展開されますが、ラズルの強固な外殻には傷一つ付けることができませんでした。
「お前の強さは本物ダ。誇るがイイ。ダガ、俺には勝てヌ。せいぜい、俺の外殻に傷を付ける程度が精一杯ダロウ?」とラズルは圧倒的な実力差を見せつけました。
しかし、戦いの中でシオンが成長を遂げ、ユニークスキル「闘神化」を獲得します。
そして、シオンは剛力丸・改を真っ二つに折りながらも、合体技である天地活殺崩誕(カオティックフェイト)」をラズルの左腕に叩き込みました。
外殻の僅かな傷からランガの黒き稲妻が内部へと侵入し、体内から焼き尽くされる形でラズルは致命傷を負い、完全敗北して死亡します。
死亡後に魂はグランベルと一体化
ラズルが死亡した後、その魂はグランベルの元へと渡りました。
そして、グランベル、ラズル、マリアの三者の力が魂の中で昇華します。
その結果、グランベルのユニークスキル「不屈者」が究極能力「希望之王(サリエル)」へと進化しました。
ラズルの初登場はいつ?
ラズルの初登場するのは、『転生したらスライムだった件』の原作小説の書籍版11巻です。
漫画版での初登場は32巻で、アニメでは第4期で登場します。
神聖法皇国ルベリオスで開催されたリムルとルミナスの音楽交流会において、グランベルと共に襲撃を仕掛けるシーンで登場しました。
WEB版の小説家になろうには登場しない、書籍版のオリジナルキャラクターとして描かれています。
シオンやランガとの手に汗握る激闘や、ディアブロすらも警戒させた圧倒的な威圧感が漫画で描写されています。
まとめ
本記事では『転生したらスライムだった件』に登場するラズルについて詳しく解説しました。
ラズルは蟲型魔獣(インセクト)の完全形態であり、イングラシアの北方を守護してきたグランベルの盟友です。
覚醒魔王に匹敵する実力を持ち、シオンとディアブロ以上の魔素量と、物理・魔法両方に強い耐性を誇ります。
ゼギオンと同じルーツを持つ蟲魔族であり、黒光りする外殻など容姿もよく似ています
ルベリオスの大聖堂ではシオンとランガを圧倒しましたが、闘神化したシオンの合体技によって内部から破壊され死亡しました。



