『無職転生』に登場するペルギウスは、魔神ラプラスを封印した三英雄の一人であり、「甲龍王」の異名を持つ古代龍族です。
空中城塞ケイオスブレイカーの主として12の使い魔を従え、召喚魔術や結界魔術において神級の実力を誇ります。
本記事では、ペルギウスの強さや使い魔の詳細、アリエルやオルステッドなどの関係性について解説します。
甲龍王ペルギウス・ドーラとは

| 名前 | ペルギウス・ドーラ |
| 立場 | 甲龍王 / 魔神殺しの三英雄 |
| 年齢 | 不明 |
| 性別 | 男 |
| 身長 | 不明 |
| 声優 | 小山力也 |
ペルギウス・ドーラは、龍神に次ぐ力を持つ五龍将の一人「甲龍王」で、魔神ラプラスを封印した三英雄の一人として知られています。
輝かしい銀髪と、相手を威圧するような金色の瞳の三白眼が特徴です。
空中城塞ケイオスブレイカーの主として君臨し、召喚魔術や結界魔術において神級の腕前を誇ります。
また芸術品や食文化に精通した知識人でもあり、ザノバと芸術について語り合う場面も描かれています。
古代龍族で魔神殺しの三英雄の1人
ペルギウスは転生法によって現代にやってきた古代龍族の一人です。
約500年前に起きたラプラス戦役において、人族を勝利に導いた「魔神殺しの三英雄」の一人に数えられています。
北神カールマン、龍神ウルペンと共に生き残った英雄です。
文献から太古の魔術を復活させるなど、戦闘面よりも研究者としての貢献が大きく、ラプラス封印の立役者となりました。
空中城塞ケイオスブレイカーに住む
ペルギウスの居城は、空を飛ぶ巨大な城「空中城塞ケイオスブレイカー」です。
この城はアスラ王城よりも巨大であり、入り口から謁見の間まで徒歩で1時間もかかるほどの規格外の大きさを誇ります。
ペルギウスと12の使い魔は、この城で暮らしています。
世界各地に転移できる魔法陣が設置されており、ルーデウスも移動のために度々利用させてもらいました。
元々は現在の2倍近い大きさがありましたが、初代龍神の神刀によって上下に分断され、下半分だけが残ったものが現在のケイオスブレイカーです。
魔族を嫌悪している
ペルギウスは魔族を深く嫌悪しており、空中城塞への立ち入りを固く禁じています。
これは、ラプラス戦役で魔族と戦い、4人の親友を魔神ラプラスに殺された過去があるためです。
特に不死魔王アトーフェラトーフェと魔神ラプラスに対しては強い憎しみを抱いています。
しかし、義理堅い一面も持ち合わせています。
ラプラスとの戦いでペルギウスの命を救った魔族、ルイジェルド・スペルディアに対しては恩義を感じており、スペルド族の名誉回復のための人形販売を許可しました。
ペルギウスの配下である12の使い魔とは
ペルギウスは、空中城塞ケイオスブレイカーにて「12の使い魔」を従えています。
この使い魔たちは、太古の11精霊と1人の人間で構成されており、それぞれが異なる仮面を被り、固有の特殊能力を持っています。
| 名前 | 特徴 |
|---|---|
| 空虚のシルヴァリル | 使い魔のリーダーで、12の使い魔の中で唯一の人間(天族)。鳥に似た仮面を着けており、美味しいお茶を入れる能力がある。 |
| 光輝のアルマンフィ | 狐に似た仮面を着けた精霊で、光の速さで移動することができる。主に偵察要員として活躍。 |
| 時間のスケアコート | ガスマスクに似た仮面を着けた精霊で、触れた対象(人ひとり)の時間を止める能力を持つ。 |
| 轟雷のクリアナイト | 音を操る能力や、地獄耳の能力を持つ。 |
| 洞察のカロワンテ | 他人の能力や隠し事を見破る能力を持つ。病人の診察なども可能。 |
| 贖罪のユルズ | 他者の体力や健康を、別の者へと移し替える能力を持つ。 |
| 破壊のドットバース | 契約を破棄する(破壊する)能力を持つ。 |
| 波動のトロフィモス | 詳細は不明。 |
| 生命のハーケンメイル | 詳細は不明。 |
| 大震のガロ | 詳細は不明。 |
| 狂気のフュリアスファイル | 詳細は不明。 |
| 暗黒のパルテムト | 詳細は不明。 |
何百年も維持可能な太古の11精霊
12の使い魔のうち、11名はペルギウスが生み出した精霊です。
初代甲龍王ドーラが残した製法を基に、ペルギウスが創り出しました。
精霊は通常、魔力を使い切ると1日程度で消滅しますが、
しかし、召喚魔術の権威であるペルギウスは、精霊を何百年も維持可能な術を開発しました。
これにより、精霊たちはペルギウスが生きている限り、その姿を保ち続けることができます。
リーダーのシルヴァリルは唯一の人間
12の使い魔を束ねるリーダー「空虚のシルヴァリル」は、使い魔の中で唯一精霊ではなく、天族の人間です。
鳥に似た仮面を着け、背中には漆黒の巨大な翼を持っています。
ラプラス戦役の時代にペルギウスに命を救われて以来、忠臣として仕え続けています。
美味しいお茶を淹れる能力も持っています。
精霊ではないため、オルステッドの呪いの影響を受けてオルステッドを嫌っています。
ペルギウスのアリエルへの質問と回答
ペルギウスは、アスラ王国の次期王を目指すアリエルに対し、王としての資質を問う重要な質問を投げかけました。
それは「王にとって最も重要な要素とはなにか」という問いです。
ペルギウスはアスラ王国において生きる伝説として強い発言力と政治的影響力を持っています。
そのため、ペルギウスの支援を得られるかどうかは、アリエルの王位継承において極めて重要な意味を持っていました。
ペルギウスは、次期王たる器があるのかを、この一つの質問で見極めようとしたのです。
アリエルは自身の信念に基づいて回答しましたが、それはペルギウスが求めていた答えではありませんでした。
アリエルの回答は望む答えではなかった
ペルギウスの質問に対し、アリエルは「遺志を継ぐこと」と回答しました。
しかし、この回答はペルギウスが望んでいた答えではありませんでした。
アリエル自身が歩んできた過酷な道程や、多くの犠牲の上に立っているという責任感から導き出された言葉でした。
ペルギウスはアリエルの答え自体を否定したわけではありませんが、ペルギウスの中にある「王の基準」とは一致しませんでした。
しかし、かつての友、ガウニス・フリーアン・アスラが、「誰もが命を懸けるに値するものこそ、理想の王だ」と語っていたことから、ペルギウスは協力を約束しました。
ペルギウスの求める答えはなんだったのか
ペルギウスはどんな答えを求めていたのか、その答えは作中では語られていません。
ペルギウスの考える真の王の姿とは、ラプラス戦役後のアスラ王国をまとめ上げたガウニス・フリーアン・アスラです。
アリエルは最初に「知識を持ち、大臣の言葉に耳を貸し、王である自覚を持っていて……」と答えていましたが「違う」と切り捨てました。
その後、ルーデウスが自分の能力よりも、国や民の立場に立って考えてくれる人が王様になってくれたほうが嬉しいですかね」と答えると、アリエルよりマシと答えました。
ペルギウスとラプラスの関係性
ペルギウスと魔神ラプラスに親友たちを殺害され、復讐のためにラプラスと戦い封印を成功させました。
現在もペルギウスは空中城塞から世界を監視し続けています。
その最大の目的は、いずれ復活を遂げるラプラスを確実に見つけ出し、完全に討ち果たすことなのです。
かつて魔神ラプラスを封印した
約500年前のラプラス戦役において、ペルギウスは魔神ラプラスの封印に大きく貢献しました。
ペルギウスは、魔神ラプラスに4人の親友を殺された過去を持ち、強い復讐心を抱いていました。
ペルギウス自身は三英雄の中で最も戦闘力が低かったものの、空中城塞の運用や太古の11精霊の創造など、多大な功績を残しました。
さらには、対魔神用の決戦魔術「龍神冥葬」を復活させるなど、ラプラス打倒において極めて重要な役割を果たしています。
この功績が称えられ、封印後は「甲龍暦」という新たな年号が使われるようになりました。
復活するラプラスを倒すことが目的
ペルギウスの最大の目的は、いずれ復活する魔神ラプラスを完全に倒すことです。
ラプラスは封印される直前、自らの因子を世界中にばらまきました。
これにより、ラプラスの因子を色濃く受け継いだ人間に転生し、約80年後に復活することが決まっています。
ペルギウスは、誰の体を乗っ取ってラプラスが復活するかわからないため、いつでもすぐに行動できるように空中城塞ケイオスブレイカーで世界中を飛び回り、上空から地上を監視し続けているのです。
ペルギウスとオルステッドの関係は
ペルギウスとオルステッドは同じ古代龍族に属しており、いずれ復活する魔神ラプラスを倒すという共通の目的を持つ同志でもあります。
しかし、お互いの最終的な目的が異なるため、いずれは敵対する関係でもあります。
いずれ復活するラプラスを倒す同志
ペルギウスとオルステッドは、いずれ復活する魔神ラプラスを倒す同志です。
ラプラスは封印される直前に自らの因子をばらまいており、いずれ転生して復活を遂げます。
ペルギウスはかつてラプラスに親友を殺された過去があり、その復讐のために復活を待っています。
一方でオルステッドはヒトガミを倒すことを目的としていますが、その過程でラプラスを倒す必要があります。
目的の根本は異なりますが、ラプラス打倒という点において二人は共通の目的を持っているのです。
オルステッドの呪いの影響を受けない
ペルギウスはオルステッドが持つ嫌われる呪いの影響を受けません。
オルステッドは世界中のあらゆる生物から無条件に恐怖と憎悪を抱かれる呪いを受けています。
しかし、ペルギウスはオルステッドと同じ龍族であるため、この呪いが効かないのです。
呪いが効かないとはいえ、二人は特別に仲が良いわけではありません。
ペルギウスが従える12の使い魔のリーダーであるシルヴァリルは精霊ではなく天族であるため、この呪いの影響を受けてオルステッドを嫌悪しています。
ペルギウスは死亡するのか
ペルギウスは物語の中で死亡することはありません。
しかし、ルーデウスの死後、未来の出来事として、ペルギウスはオルステッドに殺される運命にあります。
本編中で死亡することはない
『無職転生』の本編において、ペルギウスが死亡することはありません。
ルーデウスが寿命を迎えるまで、ペルギウスは空中城塞ケイオスブレイカーの主として存在し続けます。
作中ではルーデウスたちに転移魔法陣を貸したり、アリエルの王位継承に協力したりと、後方支援の立場で活躍します。
本編の最終決戦であるビヘイリル王国での戦いでも、直接戦闘には参加しないものの、転移魔法陣の復旧や強敵の封印という形でルーデウスたちに協力し、最後まで生き残ります。
オルステッドに殺される運命
ペルギウスは最終的にオルステッドとの戦いに敗れ、死亡する運命にあります。
オルステッドの真の目的はヒトガミを倒すことです。
ヒトガミのいる「無の世界」へ行くためには、五龍将を殺して神玉から「五龍将の秘宝」を取り出す必要があります。
ペルギウスは五龍将の一人であるため、オルステッドはヒトガミ討伐のためにペルギウスを殺さなければなりません。
ルーデウスが亡くなり、魔神ラプラスを倒した後に二人は壮絶な殺し合いに発展し、最終的な勝者はオルステッドとなります。
ペルギウスの強さや魔術は
ペルギウスは神級の召喚魔術と結界魔術を操る圧倒的な実力者です。
直接戦闘の描写は少ないですが、その実力は単体で帝級剣士に相当し、使い魔を含めれば七大列強の下位に匹敵します。
魔王アトーフェラトーフェを魔術で吹き飛ばすほどの戦闘力を持ち、神級の結界魔術で不死身の強敵を封印する活躍も見せます。
召喚魔術と結界魔術は神級の強さ
ペルギウスの最大の強みは、神級に達している召喚魔術と結界魔術です。
長年の研究により、通常は1日程度しか存在できない精霊を何百年も維持できる召喚魔術を開発しました。
また、その他の魔術に関しても概ね聖級レベルで使いこなすことができます。
すべての魔術を神級で扱えるオルステッドには及びませんが、ほぼ全ての魔術を聖級で扱えるだけでも世界有数の実力者です。
ラプラス戦役では文献から太古の魔術を復活させるなど、戦闘面よりも研究者としての貢献が高く評価されています。
魔王アトーフェを魔術で両断する
ナナホシの病気を治すために魔大陸を訪れたルーデウスたちが不死魔王アトーフェラトーフェと戦闘になった際、ペルギウスは圧倒的な力を見せつけました。
アトーフェがルーデウスの電撃で弱っていた隙を突き、ペルギウスは召喚魔術で「前龍門」と「後龍門」を呼び出します。
この二つの門でアトーフェの魔力を奪いつつ、魔力を込めた甲龍手刀「一断」でアトーフェを真っ二つに両断し、吹き飛ばしました。
ペルギウスの戦闘力の高さが明確に描かれたシーンです。
闘神やバーディガーディを封印する
ビヘイリル王国での最終決戦後、ペルギウスは神級の結界魔術の使い手として極めて重要な役割を果たしました。
ルーデウスたちが闘神鎧を着た不死魔族のバーディガーディを倒した後、ペルギウスが強力な結界魔術で対象を封印したのです。
この結界魔術は、封印対象と媒介となる魔道具が強力であるほど強固になるという特性を持っています。
対象が闘神鎧と王竜剣カジャクトであったため、龍神オルステッドですら外側から破壊することが不可能なほど強固な封印となりました。
ペルギウスと関係の深い人物
ペルギウスは空中城塞から世界を監視する立場にありながら、特定の人物たちとは深い関わりを持ちます。
召喚魔術の知識を求めてきたナナホシに協力し、共に異世界転移魔法装置の研究を行います。
また、芸術への造詣が深いことからザノバとは趣味が合い、親しく交流します。
ルーデウスに対しても転移魔法陣の使用を許可し、息子の名付け親になるなど、物語を通じて重要な繋がりを持ちます。
ナナホシの異世界転移装置開発に協力
ペルギウスは、元の世界への帰還を目指すナナホシの異世界転移魔法装置の開発に全面的に協力しました。
オルステッドの紹介でナナホシと出会ったペルギウスは、ナナホシの召喚魔術の研究成果を教わる代わりに、自らの城で直接召喚魔術を教えました。
ペルギウスの協力の下、何度も実験を重ねて魔法装置は完成します。
最終的に転移は失敗に終わり、ナナホシは病気の進行を止めるために眠りにつきます。
しかし、ペルギウスは装置に不備があったと考え、ナナホシの代わりに研究を引き継ぎました。
ザノバとは芸術を語り合う仲
ペルギウスはザノバと「芸術」を理解する者同士として意気投合し、非常に親しい関係を築いています。
ペルギウスは気難しい性格で、初対面の相手には威圧的な態度をとることも多いですが、ザノバだけは芸術という共通の話題があったため初対面から気に入られました。
二人は人形や彫刻について非常にコアな部分まで語り合い、ルーデウスがその話題についていけなくなるほどです。
ルーデウスが作ったデフォルメ人形に対しても、ペルギウスは惜しみない賛辞を送っています。
ルーデウスの息子の名付け親になる
ペルギウスはルーデウスの息子の名付け親になるという約束を果たしました。
ルーデウスとシルフィが初めて空中城塞を訪れた際、ペルギウスは「もし息子ができたら名を授ける」と約束をしていました。
実際に息子が生まれた時、ペルギウスは「サラディン」という立派な名前を授けました。
しかし、ルーデウスはその約束を忘れており、すでに「ジークハルト」と名付けてしまっていました。
結果として、両方の名前を合わせて「ジークハルト・サラディン・グレイラット」という名前になりました。
まとめ
この記事では『無職転生』に登場する甲龍王ペルギウス・ドーラについて詳しく解説しました。
ペルギウスは古代龍族であり、魔神ラプラスを封印した三英雄の一人です。
召喚魔術と結界魔術において神級の実力を誇り、太古の11精霊と天族のシルヴァリルからなる「12の使い魔」を従えています。
ペルギウスの最大の目的は、いずれ復活する魔神ラプラスを完全に倒すことです。
そのために巨大な空中城塞から世界を監視し続けています。
ペルギウスとオルステッドは同じ龍族であり、いずれ復活するラプラスを倒す同志です。
アスラ王国においても強い影響力を持っており、アリエルに対して「王にとって最も重要な要素とはなにか」と問いかけ、かつての友ガウニス王の理想を基準に次期王の資質を見極めました。
さらに、ナナホシの異世界転移魔法装置の開発に協力し、ザノバとは芸術を語り合う親しい仲です。
ルーデウスの息子に「サラディン」と名付けるなど、気難しいながらも義理堅い一面を見せています。
ペルギウスは物語に厚みを持たせる、非常に魅力的なキャラクターです。

