『無職転生』に登場するアトーフェラトーフェ・ライバックは、魔大陸を統べる不死魔王です。
圧倒的な身体能力と再生能力を持ち、幻の剣術「不治瑕北神流」を操る一方で、知能が低くお酒と宴会が大好きな一面を持っています。
本記事では、アトーフェの正体や夫である初代北神カールマン、強さや最後に死亡するのかについて詳しく解説します。
アトーフェラトーフェ・ライバックとは?

| 名前 | アトーフェラトーフェ・ライバック |
| 立場 | 魔大陸ガスロー地方を統べる魔王 |
| 年齢 | 不明 |
| 性別 | 女 |
| 身長 | 不明 |
| 階級 | 北神流の使い手(北神クラス) |
| 声優 |
アトーフェラトーフェ・ライバックは魔大陸ガスロー地方を統べる魔王で、「力を与える魔王」とも呼ばれます。
第一次人魔大戦の末期に、五大魔王ネクロスラクロスの娘として生まれました。
青黒い肌に白い長髪、赤い目、コウモリのような翼、額から生えた一本の太い角という魔族らしい容姿が特徴です。
黒い鎧を身にまとい、常に大剣を携えています。
作中で「オレに勝てれば勇者の称号をやろう」と発言しているように、英雄譚に登場する魔王に憧れています。
知能が低い不死魔王
アトーフェの最大の弱点は、魔王の中でも随一と言われる知能の低さです。
複雑な話を理解できず、自分の理解を超えると「わけのわからない事を話すな」と激怒し、暴力で解決しようとします。
魔界大帝キシリカ・キシリスからも「魔王の中で一番アホウで、まともな話ができない」と評されるほどです。
第二次人魔大戦では魔族軍の急先鋒を務めましたが、その頭の悪さが仇となって補給路を断たれました。
その結果、部下を全滅させて自身も人族に封印されるという大きな失敗を犯しています。
弟バーディガーディとの関係
アトーフェには、同じ不死魔族である弟の魔王バーディガーディがいます。
姉弟揃って不死身の頑丈な肉体を持っています。
バーディガーディは「知恵の魔王」と呼ばれ、アトーフェよりは頭が回るものの、アトーフェからは「賢い振りをしているが本当は馬鹿」と見抜かれています。
作中でルーデウスたちがビヘイリル王国で闘神バーディガーディと戦うことになった際、アトーフェはルーデウスの制止を聞かず「バーディが敵に回ったか」と笑いながら戦いを挑んでいきました。
アトーフェの夫と息子は?家族構成を解説
アトーフェの家族は、剣の達人が揃う北神の家系です。
夫は北神流の開祖である初代北神カールマンであり、息子は2代目北神アレックス、孫は3代目北神アレクサンダーと続きます。
魔王であるアトーフェが人族の英雄と結婚した経緯や、夫が亡くなる間際に残した甲龍王ペルギウスとの重要な盟約について解説します。
夫は初代北神カールマン
アトーフェの夫は、人族の英雄であり北神流の開祖である初代北神カールマン・ライバックです。
ラプラス戦役後、魔神ラプラスの残党として暴れ回っていたアトーフェのもとにカールマンが単身で乗り込みました。
一騎打ちの末にアトーフェは敗北し、カールマンの軍門に下ります。
決闘で自分に勝った者に従うという信条を持つアトーフェは、その後カールマンと結婚しました。
アトーフェは夫から「足りぬのならば技術、武具、仲間で補えばよい」という人族の強さの神髄を教わり、親衛隊を組織するようになります。
息子は2代目北神アレックス
アトーフェと初代北神カールマンの間に生まれた息子が、2代目北神アレックス・C・ライバックです。
魔族と人族のハーフとして生まれ、圧倒的な剣の才能を受け継ぎました。
アトーフェは息子のアレックスに、夫から教わった幻の剣術「不治瑕北神流」を直々に叩き込んでいます。
独特の家族関係を築いており、作中時点では100年ほど顔を合わせていない状態です。
しかし、傍若無人なアトーフェも、息子の前ではたしなめられるとおとなしく引き下がるという、母親らしい一面も見せています。
孫は3代目北神アレクサンダー
アトーフェの孫にあたるのが、七大列強の七位に名を連ねる3代目北神アレクサンダー・カールマン・ライバックです。
最強の剣である王竜剣カジャクトを操る天才剣士で、不死魔族の血を引くクォーターでもあります。
幼少期はアレックスとアトーフェの三人で一緒に暮らしていた時期がありました。
ビヘイリル王国での決戦でアレクサンダーが死んだと聞かされた際、アトーフェは珍しく悲しげな様子を見せており、孫に対してはしっかりとした愛情や情を抱いていることが分かります。
夫が残したペルギウスとの盟約
アトーフェと甲龍王ペルギウスの間には、殺し合いを禁じる盟約が存在します。
ラプラス戦役中、アトーフェはまだ弱かったペルギウスを何度も殺そうとし、深い因縁がありました。
しかし、アトーフェの夫であるカールマンはペルギウスの兄貴分であり、死の間際に「妻と親友が争うところを見たくない」と二人に殺し合いを禁じました。
作中でルーデウス達と共にアトーフェに追い詰められたペルギウスは、盟約を守りつつも甲龍手刀「一断」でアトーフェを真っ二つにして退けることで、長年の恨みを晴らしています。
アトーフェは最後に死亡するのか
アトーフェは物語の最後まで死亡しません。
不死魔族の特性により、どんな攻撃を受けても肉体を再生できるためです。
ただし、ビヘイリル王国での闘神バーディガーディとの激しい戦闘の末、海に弾き飛ばされて行方不明になってしまいます。
アトーフェは不死魔族なので死亡しない
アトーフェはどれほどのダメージを受けても死亡しません。
強力な再生能力を持つ不死魔族であるため、体をバラバラにされても肉片が集まって必ず復活します。
作中でルーデウスのガトリング砲で上半身を蜂の巣にされた時も、ペルギウスに体を真っ二つに切断された時も、しばらくすると元の姿に戻りました。
この不死身の特性ゆえに、アトーフェを完全に倒す方法は龍神の力を使うか、過去に人族がしたように結界魔術などで封印するしかありません。
圧倒的な生存能力がアトーフェの強さの根源です。
闘神との戦いで最後は行方不明に
物語の終盤、ビヘイリル王国での決戦においてアトーフェは行方不明となります。
七大列強三位の闘神鎧を着たバーディガーディが現れた際、アトーフェはルーデウスの撤退の指示を聞かず、前線に飛び出しました。
鬼神マルタと共に善戦したものの、闘神の圧倒的な力の前には及ばず、何度も弾き飛ばされてしまいます。
最終的にアトーフェは海へと叩き落とされ、そのまま消息を絶ちました。
共に戦ったシャンドルは生還し「母上に関しては心配はいらない。
また戻って来る」と語っており、いつか復活することが示唆されています。
アトーフェの強さと北神流の実力
アトーフェの強さは、不死魔族特有の驚異的な身体能力と、夫から受け継いだ北神流の剣術にあります。
七大列強の下位クラスに匹敵する実力を持ち、決闘においては魔神ラプラスと北神カールマンの二人にしか敗北していません。
不死魔族の身体能力と再生能力
アトーフェの強さの基盤は、規格外の身体能力と何度でも蘇る再生能力です。
剣帝クラスのエリスが放つ剣撃を真剣白刃取りで受け止め、怪力の神子であるザノバの攻撃を受けても傷一つつかないほどの頑丈さを誇ります。
さらに、強力な魔術や剣技でダメージを与えても、すぐに肉片を集めて再生してしまいます。
そのため、アトーフェと戦闘になった際は、大ダメージを与えて体が再生している隙に逃亡するか、ルーデウスのように完全に動きを止めるまで攻撃し続ける必要があります。
幻の剣術「不治瑕北神流」を使う
アトーフェは、夫であるカールマン直伝の剣術「不治瑕北神流」の使い手です。
この剣術は、北神が不死魔王を倒すために編み出したとされる幻の技であり、一撃で命を消し飛ばす無慈悲な剣とも呼ばれています。
アトーフェの剣術の腕前は免許皆伝であり、剣帝と同等の実力を持っています。
ただし、北神流に本来求められる臨機応変な対応力はあまり使いこなせておらず、不死魔族の特性を生かした強引で力任せな戦い方を得意としています。
この強力な剣技は、親衛隊や息子のアレックスにも引き継がれました。
決闘では過去に2人にしか負けていない
七大列強の下位クラスに相当する実力を持つアトーフェは、5000年以上の歴史の中で、決闘で敗北したのはたったの2人だけです。
その2人とは、魔神ラプラスと初代北神カールマン・ライバックという伝説的な存在です。
決闘においては「一人で戦い相手を殺さないようにして実力を認めた時点で自分の負けとする」という独自のルールを設けており、敗北を認めると相手に服従します。
作中では、魔導鎧一式を装備したルーデウスの凄まじい攻撃を受けて実力を認め、初めてルーデウスの軍門に下りました。
アトーフェ親衛隊とは
アトーフェの強さを支えているのが、常に付き従うアトーフェ親衛隊です。
過酷な訓練で鍛え上げられた魔大陸最強の精鋭部隊であり、アトーフェから直々に北神流を学んでいます。
親衛隊代表の老魔術師ムーアが部隊を取りまとめており、一度入隊すると死ぬまで服従するという恐ろしい掟が存在します。
厳しい訓練を経た魔大陸最強の精鋭
アトーフェ親衛隊は、魔術を軽減する魔大陸最高の黒鎧に身を包んだ武闘集団です。
アトーフェから北神流を教わり、毎日血反吐を吐くような厳しい修行を積んでいます。
その戦闘力は極めて高く、甲龍王ペルギウスの使い魔レベルの強敵と集団戦を行うことを想定して鍛え上げられています。
親衛隊の代表を務めるのは、不死魔族と魔族のハーフである老戦士ムーアです。
異常なまでの状況判断力を持つムーアが、頭の悪いアトーフェを上手くサポートし、親衛隊を強力な軍隊として機能させています。
強制的に入隊させられる条件
親衛隊への入隊条件は非常に理不尽で、アトーフェから褒美を受け取ることを了承してしまうと、強制的に入隊させられます。
また、アトーフェに戦いを挑んで決闘で敗北した者も、気絶している間に死ぬまで服従する契約を結ばされ、強制入隊となります。
本人は善意で栄誉ある親衛隊に入れているつもりであり、断る理由を説明しても理解してくれません。
一度入隊すると死ぬまでアトーフェに仕えることになりますが、10年に1度だけ、2年間の休暇をもらえるという福利厚生も存在しています。
まとめ
アトーフェラトーフェ・ライバックは、魔大陸を統べる圧倒的な強さを持つ不死魔王です。
不死魔族特有の再生能力と、初代北神カールマン直伝の不治瑕北神流を駆使し、七大列強下位クラスの実力を誇ります。
戦闘においては魔大陸最強と名高いアトーフェ親衛隊を従え、作中でも屈指の強敵としてルーデウスたちの前に立ち塞がりました。
その一方で、魔王随一と言われるほど知能が低く、複雑な会話が通じないという弱点を持っています。
お酒と宴会をこよなく愛する豪快な性格は、物語の中で独自の存在感を放っています。
初代北神カールマンを夫に持ち、2代目北神アレックス、3代目北神アレクサンダーという剣の達人の家系を築きました。
最後はビヘイリル王国の決戦で闘神バーディガーディとの激闘の末に海へ転落し、行方不明となります。
しかし、不死魔族であるため死亡はしておらず、いずれどこかで復活を果たすことが確実視されています。

