『無職転生』に登場するジュリ(ジュリエット)は、ザノバの代わりに人形を作るために奴隷市場で買われた炭鉱族の少女です。
ルーデウスから土魔術の英才教育を受け、精巧な作品を生み出す立派な人形師へと成長していきます。
本記事では、ジュリのかわいいシーンやザノバとの結婚の可能性、その後の成長について解説していきます。
ジュリ(ジュリエット)とは

| 名前 | ジュリエット |
| 立場 | ザノバの弟弟子 |
| 年齢 | 初登場時:6歳(甲龍歴416年生まれ) |
| 性別 | 女 |
| 身長 | 不明 |
| 階級 | 不明(土魔術の無詠唱魔術が可能) |
| 声優 | 諸星すみれ |
ジュリは奴隷市場で買われたドワーフ族の少女です。初登場時はわずか6歳で、オレンジ色のくせ毛が特徴的な容姿をしています。
ザノバの代わりに人形を作る目的でルーデウスに買い取られました。
最初は感情を失っていましたが、ルーデウスやザノバと暮らす中で人間らしさを取り戻していきます。
ルーデウスから土魔術と人間語を学び、ザノバから芸術を、ジンジャーから礼儀作法を学ぶという、非常に恵まれた環境で英才教育を受けて育ちます。
奴隷市場で買われた炭鉱族(ドワーフ)
ジュリは借金が原因で両親と引き離され、アスラの奴隷市場で売られていました。
両親は「聖鉄のバザル」と「美しき雪稜のリリテッラ」という名で、各地で武具や装飾品を売る旅をしていましたが、生活が破綻して一家揃って奴隷に落ちました。
絶望の底にいたジュリの目を見たルーデウスは、前世の自分と重ね合わせます。
ルーデウスからの問いかけに「死にたくない」と答えたことで、アスラ大銅貨1枚で買い取られました。
「ジュリエット」の名前の由来
「ジュリエット」という名前は、ザノバがかつて死なせてしまった弟「ジュリアス」の名前に由来します。
ドワーフ族は7歳になるまで正式な名前を持たない風習があるため、購入時点のジュリには名前がありませんでした。
ザノバが弟の名前を提案したところ、ルーデウスが女性らしい響きの「ジュリエット」へと改変しました。
しかし、ジュリ本人が幼さゆえに「ジュリ」と略して名乗り続けたため、周囲からもジュリと呼ばれるようになります。
ジュリのかわいいシーン
ジュリには子供らしくてかわいらしいシーンが作中に多数存在します。
最初は獣神語しか話せず、栄養失調で怯えていたジュリですが、生活環境が整うにつれて表情が豊かになっていきます。
ザノバを舌足らずに「ますた」と呼ぶ姿
ジュリがザノバを「ますた」と呼ぶシーンは、かわいらしさの象徴です。
ルーデウスたちはジュリを奴隷ではなく弟子として扱うことに決めました。
その結果、ザノバから「マスター」、ルーデウスを「グランドマスター」と呼ぶよう指示されます。
人間の言葉を覚え始めたばかりのジュリは、舌足らずな発音で一生懸命に「ますた」「ぐらんどますた」と呼びながら二人について回りました。
素直に教えに従う健気な姿が描かれています。
ナナホシのポテチの皿を追いかける姿
ナナホシの研究完成祝いのパーティーでは、ポテトチップスの皿を無邪気に追いかける姿を見せました。
ジュリはルーデウスたちの集まりにザノバと同伴することが多く、少しずつ周囲の大人たちにも懐いていきます。
バーディガーディからお酒を分けてもらったり、ごちそうに目を輝かせたりと、ドワーフらしい一面と子供らしい元気な行動が合わさった微笑ましいシーンです。
奴隷市場にいた頃の暗い表情からは想像できないほどの笑顔を見せます。
ザノバのエッチな人形をこっそり隠す姿
ザノバが買ってきた色っぽい人形を不機嫌そうに隠す姿も、ジュリのかわいいエピソードの一つです。
成長するにつれてザノバに対して特別な感情を抱くようになったジュリは、ザノバが女性の裸を模したような人形を持ち帰ると、少し不機嫌になります。
人形を壊すような乱暴な真似はしませんが、ザノバが見つけにくい場所にこっそり隠すというささやかな抵抗を見せます。
思春期の女の子らしい感情の表れが微笑ましい場面です。
ジュリとザノバの関係は?人形作りの弟子
ジュリとザノバの関係は、ご主人様と奴隷という主従関係ではなく、師匠と弟弟子という家族のような深い絆で結ばれています。
ザノバの目的を果たすために買われたジュリですが、大切に育てられたことで強い信頼関係を築きました。
人形作りを通じて二人は技術を高め合い、生涯のパートナーとなっていきます。
ザノバの代わりに人形を作るために買われる
ジュリは、不器用なザノバの手足となって人形を作るために買い取られました。
ザノバは生まれつきの怪力を持つ神子であり、繊細な作業をすると粘土や道具を壊してしまいます。
ルーデウスの指導を受けても人形を作れず絶望していたザノバを救うため、手先の器用なドワーフの子供を探すことになりました。
そこで条件に合致したのがジュリです。
ザノバの溢れる人形への情熱を形にするための、文字通りの「手」として選ばれたのです。
ザノバの弟弟子で彼をマスターと呼ぶ
ザノバはジュリを奴隷ではなく「弟弟子」として迎え入れました。
ルーデウスが奴隷制度に嫌悪感を持ち、ジュリに奴隷の烙印や魔術印を施さなかった影響もあります。
王族として人を従えることに慣れていたザノバですが、弟子として接することでジュリに対して強い愛着を持つようになります。
ジュリもまた、自分を大切に扱ってくれるザノバに心を開き、尊敬の念を込めて「マスター」と呼び慕うようになりました。
ザノバの世話係から成長していく
ジュリは人形作りの前に、まずザノバの日常生活を支える世話係として成長していきました。
日常的にだらしないザノバをサポートしながら、夜はルーデウスから人間語や魔術を教わります。
ジンジャーがザノバの親衛隊として加わった後は、王族の側に仕える者としての礼儀作法も厳しく教え込まれました。
ただの身の回りのお世話から始まり、言葉や教養を身につけたことで、ザノバの意図を正確に汲み取る有能なパートナーへと成長します。
ジュリのその後と成長!大人の人形師に?
大人になったジュリは、類まれな才能を開花させて一流の人形師として大成します。
ルーデウスやザノバから受けた教育をすべて吸収し、人形作成においては師匠であるルーデウスをも凌駕する技術を身につけました。
歴史に名を残すほどの素晴らしい作品を次々と生み出していきます。
人形作りの技術でルーデウスを超える
ジュリの人形作成技術は、わずか数年でルーデウスの腕前を完全に超えました。
最初は簡単な動物の形を作るのが精一杯でしたが、熱心な練習を重ねることで驚異的なスピードで上達します。
後の歴史書に、ルーデウスが「人形の知識や造形技術においてザノバとジュリには敵わない」と語った記録が残されています。
ジュリの圧倒的な才能と努力が、無職転生の世界において最高峰の人形技術を確立させたのです。
大人になり立派な人形師として大成する
ジュリは大人になった後も人形師として働き続け、その道を極めて天命を全うしたと考えられます。
本編の結末で明確な描写はありませんが、ザノバ商会の仕事の傍ら、ラノア魔法大学で土魔術や美術の教鞭をとった可能性も十分にあります。
「ジュリ製ブランド」として精巧な人形を世界中に流通させるほどの腕前を持っていたため、奴隷市場にいた幼少期の不遇な環境からは想像もつかないほど、充実した幸せな人生を送りました。
ジュリはザノバと結婚するのか
本編においてジュリとザノバが結婚することはありませんでした。
ジュリ自身はザノバに対して深い愛情を抱いていましたが、ザノバの過去のトラウマや、二人の間に存在する家族のような絆が影響し、恋愛関係には発展しませんでした。
本編でのジュリの結婚や恋愛の描写
無職転生の本編では、ジュリの結婚や明確な恋愛関係が描かれることはありませんでした。
ジュリはザノバを深く慕っており、成長するにつれて色恋沙汰を意識するような仕草も見せますが、具体的な交際や結婚には至りません。
ルーデウスはジュリの気持ちに気づいており、二人が結ばれることを望んで後押ししようと試みました。
しかし、ザノバ側に明確な拒絶の意思があったため、二人は生涯を通じて師匠と弟子の関係を貫きました。
ザノバが結婚しないと言い切る理由
ザノバはジュリと結婚しないとルーデウスにはっきりと宣言しています。
最大の理由は、ザノバ自身の制御できない怪力にあります。
過去に政略結婚した妻との夜の営みで、誤って相手の首をねじ切って殺害してしまった凄惨なトラウマがあるのです。
ジュリを深く大切に思っているからこそ、自分の力でジュリを傷つけたり死なせたりするリスクを極端に恐れていました。
ジュリの幸せを願うからこそ、夫にはなれないと判断したのです。
ザノバへの想いは恋愛ではなく家族愛?
ジュリのザノバに対する深い愛情は、恋人への想いというよりも家族愛に近いものでした。
幼くして両親と引き離され、奴隷として絶望していたジュリに最も必要だったのは、無償の愛情を注いでくれる家族の存在です。
ザノバはジュリを奴隷としてではなく、手のかかる妹のように可愛がり、教育を与えました。
そのため、ジュリの心の中でザノバは「大好きな頼れる兄」や「父親」のような絶対的な存在となり、恋愛感情の枠を超えていたと考えられます。
ジュリは死亡する?未来の結末とは
ジュリは本編の物語では最後まで生存し、死亡することはありません。
しかし、物語の途中で登場する「老デウス」が経験した別の未来の歴史においては、ジュリが非惨な死を遂げる悲しい結末が存在しています。
二つの異なる時間軸でのジュリの運命を解説します。
本編では最後まで死亡せずに生存する
本編の歴史において、ジュリは最終話まで死亡することなく無事に生存します。
命の危機に晒されるような大きな戦闘に直接巻き込まれることも少なく、ザノバやルーデウスの庇護のもとで平穏な日々を過ごしました。
物語終了後も、一流の人形師として自身の工房やザノバの元で活躍し続けたと推測されます。
絶望的な状況から救い出されたジュリは、才能を生かして最後まで幸せな生涯を全うしました。
老デウスの未来では死亡した結末も
本編とは異なる「老デウス」の時間軸では、ジュリは若くして命を落としています。
この未来では、魔石病にかかったロキシーを救うため、ルーデウスがミリス神聖国から神級の解毒魔術書を盗み出すという事件を起こします。
この行動により、ルーデウスと協力者であるザノバはミリス神聖国から凶悪犯として指名手配されることになりました。
この事件が引き金となり、ジュリの平穏な日常は突然終わりを迎えることになります。
神殿騎士団に襲撃された悲惨な最期
老デウスが留守にしている間、ラノア王国の屋敷にミリスの神殿騎士団が突如として襲撃を仕掛けてきました。
屋敷に滞在していたジュリは、ザノバ、ジンジャー、そしてアイシャと共に騎士団の凶刃に倒れます。
ジュリたちは無残にも切り刻まれて殺害され、ザノバは焼き殺されるという極めて凄惨な最期でした。
老デウスが過去にタイムリープして歴史を修正したおかげで、本編ではこの残酷な運命を回避することができました。
ジュリの魔術能力!無詠唱で人形を作る
ジュリは土魔術に関して驚異的な才能を持っています。
ルーデウスの指導により、極めて習得が困難とされる無詠唱魔術を短期間で身につけました。
魔力で土の形状を自在に操る技術を獲得したことで、ジュリは物理的な道具を使わずに、精密で美しい人形を魔法で生み出す稀有な人形師となりました。
ルーデウスの英才教育で土魔術を学ぶ
ジュリはザノバのためにロキシー人形やルイジェルド人形を作成する目的で、ルーデウスから土魔術の英才教育を受けました。
元々魔術の知識がないドワーフ族であったため、訓練の初期段階では少し魔術を使おうとしただけで魔力切れを起こして倒れていました。
しかし、ルーデウスは自身の経験から「幼少期に魔力を限界まで使い続けることで魔力総量が増加する」という理論を知っていたため、ジュリに毎日のように魔力枯渇の訓練を課しました。
わずか1ヶ月で無詠唱魔術を習得する
ジュリはルーデウスの訓練を開始してから、たった1ヶ月という短期間で「無詠唱魔術」の習得に成功しました。
無詠唱魔術は熟練の魔術師でも習得が極めて難しいとされる高等技術です。
ジュリがこれほど早く成功した理由は、魔術の概念が固まっていない6歳という幼い年齢であったことと、持ち前の真面目な努力家の性格が合わさった結果です。
言葉を発することなく「土弾」を生み出せるようになった瞬間は、ジュリの大きな成長の証です。
魔術で精巧な人形を作れるようになる
無詠唱魔術を習得したジュリは、土魔術による人形の造形技術を飛躍的に向上させました。
最初は獣神ギーガーなどのシンプルな動物の形から始まりましたが、練習を重ねることで人間や複雑な装飾を持つ対象の造形も可能になります。
道具を使わずに魔力のみで土の細部まで調整する技術は、師匠であるルーデウスの手法を完全に受け継いでいます。
やがてジュリは魔術による造形で、世界中が驚嘆するほどの精巧な人形を作り出すまでに至ります。
まとめ
ジュリは『無職転生』において、奴隷市場で絶望のどん底にいたところをルーデウスたちに救われたドワーフ族の少女です。
ザノバの代わりに精巧な人形を作るという役割を与えられ、ルーデウスからの英才教育によりわずか1ヶ月で土魔術の無詠唱を習得しました。
成長するにつれて表情も豊かになり、舌足らずにザノバを呼ぶ姿や、人形作りにひたむきに励むかわいらしい姿が描かれています。
本編ではザノバへの深い家族愛や尊敬の念を抱きながらも、ザノバの凄惨な過去のトラウマから結婚や恋愛関係には至りませんでした。
また、老デウスの別の時間軸では神殿騎士団に襲撃されて死亡する悲惨な未来もありましたが、本編では最後まで無事に生存しています。
最終的には人形作りの技術でルーデウスを超え、ザノバと共に自動人形を完成させるなど、歴史に名を残す偉大な人形師として幸せな生涯を全うしました。

