『無職転生』に登場するラプラスは、初代五龍将の生き残りで、緑色の髪と魔眼を持つ物語の重要なキーパーソンです。
元々はヒトガミ打倒を目的としていましたが、魂が技神と魔神の2つに分裂し、記憶を失った魔神ラプラスは人族を滅ぼすための大戦争を引き起こしました。
本記事では、ラプラスの真の正体や圧倒的な強さ、ラプラス戦役や因子の謎、そしていつ復活するのかについて詳しく解説します。
ラプラスとは?見た目や姿は?

| 名前 | ラプラス |
| 立場 | 五龍将の生き残り / 二代目龍神 |
| 年齢 | 不明 |
| 性別 | 不明 |
| 身長 | 不明 |
ラプラスの正体は、数万年前の太古の時代に生きた初代五龍将の生き残りです。
魔族と龍族の混血として生まれ、初代龍神に拾われて育てられました。初代龍神の死後、二代目龍神の座を受け継いでいます。
魔龍王という称号を持ち、六面世界と呼ばれるかつての世界で強大な力を持っていました。
オルステッドは初代龍神の息子であるため、義理の兄にあたる存在でもあります。
作中で名前が何度も登場するものの、無職転生の本編には直接登場しません。
見た目は緑色の髪と魔眼を持つ
ラプラスは、緑色の髪と魔眼を持っているのが特徴です。
作中で詳細な容姿は描かれていませんが、緑色の髪は魔族にとって危険な特徴であるという噂の元凶にもなっています。
また、他者を恐怖させるという強力な呪いを持っていました。
自分を見た相手に対して、心の奥底が震えるような恐怖を与える能力です。
この呪いはペルギウスなどの龍族にも効果を発揮しますが、異世界から来た人間には効かないという特殊な性質を持っています。
元々の目的はヒトガミの打倒
ラプラスが持つ本来の目的は、すべての元凶であるヒトガミを打ち倒すことです。
ヒトガミの暗躍によって、かつて存在した龍の世界は崩壊し、初代龍神も命を落としました。
ラプラスは初代龍神から、未来に転生する息子オルステッドへヒトガミの倒し方を伝える使命を託されます。
ヒトガミを倒すために長い年月をかけて戦いの準備を進め、人々に自らの戦闘技術を教えていきました。
ヒトガミの居場所や弱点を探るため、一人で孤独な戦いを続けていた人物です。
ラプラスは敵?味方?技神と魔神について
ラプラスは過去の戦いが原因で、魂が「技神ラプラス」と「魔神ラプラス」の2つに分裂してしまいました。
魔力を失い技を受け継いだのが技神であり、龍族の力を失い魔力と憎悪を受け継いだのが魔神です。
記憶を失った魔神は人族を滅ぼす敵となりましたが、技神は七大列強を作り技術の研鑽を続けています。
闘神との戦いで魂が2つに分裂
ラプラスの魂は、第二次人魔大戦における闘神との戦いによって2つに分裂してしまいました。
ヒトガミの使徒となった闘神バーディガーディとの激戦の末、強烈な一撃を受けたことが原因です。
この分裂によって、ラプラスは本来の目的や過去の記憶を失ってしまいます。
仕込んでいた転生法も失敗し、全く別の2つの存在として生まれ変わることになりました。
元々はヒトガミを倒すために戦っていましたが、この出来事が世界の歴史を大きく狂わせるきっかけとなります。
技神ラプラスは味方なのか
魂が分裂して生まれた技神ラプラスは、魔力を持たない代わりに膨大な武術の技を受け継いでいます。
味方として何者かに技を伝えなければならないという使命感だけが残り、強者を育成するために七大列強という制度を作りました。
七大列強の第1位に君臨するほどの圧倒的な技量を誇ります。
後に記憶を取り戻し、オルステッドに対してあらゆる戦闘技術やヒトガミとの因縁を伝えており、味方をしています。
現在も世界のどこかで活動を続けているとされています。
人族を憎悪し滅ぼそうとする魔神
もう一つの存在である魔神ラプラスは、龍族の力を失い強大な魔力だけを受け継ぎました。
記憶が混濁する中で、ヒトガミに対する憎悪がなぜか人族全体への憎悪へとすり替わってしまいます。
この強い憎しみから魔族を統一し、人族を絶滅させるためのラプラス戦役を引き起こしました。
無職転生の歴史上で最も恐れられる敵として名前が挙がるのは、この魔神ラプラスのことです。
部下だったルイジェルドが「一目見て勝てないと思った」と回想するほどの恐怖の存在です。
ラプラス因子とは
ラプラス因子とは、魔神ラプラスが死の直前に世界中へばら撒いた魂の情報のことです。
この因子を持つ人間は、高い魔力や緑色の髪といったラプラスの特徴をランダムに受け継いで生まれてきます。
作中ではルーデウスやシルフィがこの因子を持っており、因子の影響によって特殊な能力を発現させています。
転生のためにばら撒いた魂の情報
ラプラス因子は、魔神ラプラスが自身の転生による復活を目的として世界にばら撒いた魂の情報です。
魔神殺しの三英雄とルイジェルドによって倒される寸前、肉体が滅びる直前にこの秘術を使用しました。
因子は親から子へと何世代にもわたって遺伝として受け継がれていく特性があります。
長い時間をかけて遺伝子が交わり、ラプラスの魂と完全に合致する肉体が誕生したとき、その肉体を乗っ取る形で復活を果たす仕組みになっています。
ルーデウスやシルフィも持つ特徴
物語の主人公であるルーデウスや、幼馴染のシルフィエットもラプラス因子を持って生まれてきました。
ルーデウスが幼い頃から膨大な魔力を持っていることや、闘気を体に纏うことができないのは、この因子の影響です。
シルフィの髪の色がスペルド族と同じような緑色をしているのも、ラプラス因子が強く発現した結果です。
他にも、ルーデウスの家族であるゼニスやノルンなども因子を持っていますが、必ずしも全員に目立った特徴が現れるわけではありません。
高い魔力や緑髪、魔眼などが発現
ラプラス因子を強く受け継いだ者には、ラプラスに似た特定の身体的特徴や能力が発現します。
具体的には、常人離れした高い魔力や魔術の素養、緑色の髪、生まれつきの魔眼などが代表的な特徴です。
さらに、腕力が異常に強くなる場合や、闘気を纏うことができなくなるというデメリットが現れることもあります。
因子を持つ人間は世界中に多数存在しますが、すべての特徴が同時に現れるわけではなく、個人によってどの特徴が出るかは完全にランダムです。
ラプラスの強さとは
ラプラスは、七大列強に数えられる圧倒的な戦闘能力を誇ります。
魔神ラプラスは魔力に特化した七大列強4位であり、特定の弱点を突かれない限り倒せない不死身の存在です。
一方の技神ラプラスは、魔力を持たない代わりに歴史上のあらゆる武術を極めた七大列強1位の実力者です。
魔神ラプラスは七大列強4位の強さ
魔神ラプラスは、世界で最も強い七人の戦士である七大列強の第4位に位置づけられています。
龍族の力を持たないため闘気を纏えませんが、世界トップクラスの膨大な魔力と魔術の知識を誇ります。
単独で七大列強上位の龍神ウルペンを含む英雄たちを圧倒するほどの実力を持っています。
作者によれば、ルーデウスが作中で戦った敵の中に魔神ラプラスと同等の強さを持つ者は存在せず、決戦編のオルステッドが一番近い強さとされています。
弱点を突かれない限り不死身
魔神ラプラスとの戦闘において最大の脅威となるのは、弱点を見抜かれない限り不死身であるという点です。
通常の攻撃では完全に倒しきることができず、過去の戦争でも三英雄だけでは勝ち目がありませんでした。
魔神ラプラスを殺すためには、オルステッドが持つ神刀を使用するか、スペルド族の額にある第三の眼で弱点を見破るしか方法がありません。
ルイジェルドの第三の眼による協力があったからこそ、三英雄は辛くも魔神ラプラスを封印することに成功しました。
技神ラプラスは七大列強1位
技神ラプラスは、自身で制定した七大列強において第1位に君臨する最強の戦士です。
闘神との戦いで魂が分裂した際に魔力を失いましたが、その代わりに過去に蓄積した膨大な戦闘技術をすべて受け継ぎました。
魔力がないため魔法は使えませんが、魔力結晶を利用して擬似的に闘気を纏って戦うことができるとされています。
本気を出したオルステッドには劣るものの、第二次人魔大戦が終結した時代には世界最強と呼ばれていました。
ラプラスの復活はいつ?
魔神ラプラスは、ルーデウスが生きている時代から約80年後に復活すると予見されています。
世界中にばら撒かれたラプラス因子が世代を超えて集約し、条件に完全に合致する肉体が生まれた時にその体を乗っ取って復活します。
この脅威に備え、オルステッドやペルギウスは戦力を集めています。
作中の時代から約80年後に復活
魔神ラプラスが再び世界に姿を現す時期は、作中の時代から約80年後、甲龍歴500年前後だとされています。
オルステッドが何度も繰り返してきた歴史の記憶によると、この時期に魔神ラプラスは確実に復活を遂げます。
復活した魔神ラプラスは再び魔族の仲間を集め、人族を滅ぼすための新たな戦争を引き起こすことが確定しています。
ルーデウスの寿命が尽きた後の時代になりますが、物語の未来において避けては通れない大きな事件となります。
因子が合致した肉体を乗っ取り復活
ラプラスの復活は、過去にばら撒いたラプラス因子が何世代にもわたって遺伝し、条件を満たした時に起こります。
因子が濃く受け継がれ、完全にラプラスの魂を受け入れられる肉体を持つ人物が誕生した瞬間、その人物の自我を乗っ取る形で魔神ラプラスが蘇ります。
つまり、復活のために特定の儀式が必要なわけではなく、因子を持つ人間の中からいずれ器となる存在が自然に生まれてしまうという恐ろしい仕組みになっています。
オルステッドらが復活に備えている
約80年後に迫る魔神ラプラスの復活に向けて、龍神オルステッドや甲龍王ペルギウスたちは入念な準備を進めています。
ペルギウスは空中城塞に身を置き、かつて共に戦った親友たちの仇であるラプラスがいつ復活しても対応できるように地上を監視し続けています。
オルステッドもまた、ヒトガミを倒すための過程として魔神ラプラスの討伐を計画しており、ルーデウスの死後もその子供たちと共に来るべき決戦に向けて戦力を増強しています。
ラプラス戦役とは?
ラプラス戦役とは、ルーデウスの時代から約500年前に起きた人族と魔族による大規模な戦争のことです。
魔大陸を統一した魔神ラプラスが人族を滅ぼすために引き起こしました。
この戦いでスペルド族は呪いの槍によって狂戦士と化しましたが、最終的には魔神殺しの三英雄と正気を取り戻したルイジェルドによって魔神ラプラスは封印されました。
約500年前に起きた人魔の大戦争
ラプラス戦役は、物語の約500年前に魔神ラプラスが引き起こした凄惨な戦争です。
魔大陸の魔族を平定した魔神ラプラスは、獣族や海族までも味方に引き入れ、人族を根絶やしにするため中央大陸へ侵攻しました。
魔神の圧倒的な力と戦術の前に人族は窮地に立たされ、アスラ王国とミリス神聖国を除くほぼすべての国が滅亡する事態に陥りました。
過去の歴史の中でも、これほど激しく人族が追い詰められた戦争は他にありません。
スペルド族を狂わせた呪いの槍
戦争の中期、魔神ラプラスは自身の親衛隊であったスペルド族に真っ黒な呪いの槍を与えました。
この槍を手にしたスペルド族は身体能力が上がり魔術を無効化する力を得ましたが、同時に精神を蝕まれてしまいます。
恐怖を煽る呪いをなすりつけられた結果、敵味方の区別がつかなくなり、残虐な殺戮集団へと変貌してしまいました。
ルイジェルドもこの呪いによって自らの家族を殺めるという悲劇に見舞われ、スペルド族が世界中から恐怖される原因となりました。
魔神殺しの三英雄とルイジェルド
窮地に陥った人族を救ったのは、後に「魔神殺しの三英雄」と呼ばれる北神カールマン、龍神ウルペン、甲龍王ペルギウスです。
彼らは騎士や獣族を率いてラプラスの本陣を強襲しましたが、不死身の魔神を前に犠牲を強いられます。
しかし、息子のおかげで正気を取り戻したルイジェルドが復讐のために乱入します。
ルイジェルドの第三の眼が魔神ラプラスの弱点を見抜いたことで、三英雄はついに魔神ラプラスを撃破し、長い戦争に終止符を打つことができました。
ラプラスについてのまとめ
無職転生の物語において、ラプラスの真の正体は初代五龍将の生き残りである魔龍王です。
本来の目的はすべての元凶であるヒトガミを打ち倒すことでしたが、闘神との激戦によって魂が「技神」と「魔神」の2つに分裂してしまいました。
魔力を失い武術を極めた技神ラプラスは七大列強1位に君臨し、記憶を失い魔力と憎悪を受け継いだ魔神ラプラスは七大列強4位の力でラプラス戦役を引き起こしました。
魔神ラプラスは三英雄とルイジェルドの活躍で封印されましたが、死の直前にばら撒いた「ラプラス因子」によって、約80年後に復活することが予見されています。
ルーデウスやシルフィが持つ高い魔力や緑髪も、この因子の影響です。
未来で必ず復活する魔神ラプラスを倒すため、オルステッドやペルギウスたちは今も戦力の準備を続けています。
ラプラスは、過去の人魔大戦から未来の決戦に至るまで、世界の歴史に最も深い影響を与え続けている最重要人物と言えます。

