『無職転生』に登場するリーリャは、グレイラット家で働く優秀なメイドです。
元はアスラ王国の近衛侍女を務める水神流の中級剣士でしたが、毒による後遺症で引退した過去を持っています。
本記事では、リーリャの基本プロフィールをはじめ、パウロとの過去や不倫の真相、ゼニスやルーデウスとの関係性、娘のアイシャについて詳しく解説します。
リーリャ・グレイラットとは

| 名前 | リーリャ・グレイラット |
| 立場 | グレイラット家のメイド / パウロの第二夫人 |
| 年齢 | 不明(パウロやゼニスと同年代) |
| 性別 | 女 |
| 身長 | 不明 |
| 階級 | 元水神流中級 |
| 声優 | Lynn |
リーリャ・グレイラットは、主人公ルーデウスの実家で働くメイドで、ルーデウスの誕生前からグレイラット家で働いていました。
茶髪を後ろでまとめ、丸眼鏡をかけた知的な風貌が特徴です。
リーリャの年齢は作中で明確には明かされていませんが、パウロやゼニスと同年代か少し上と推測されます。
元々は水神流の中級剣士であり、アスラ王国の近衛侍女を務めていた経歴を持っています。
その後、怪我を機に引退し、フィットア領のブエナ村でパウロに雇われました。
アスラ王国の近衛侍女だった
リーリャはメイドになる前、アスラ王国のアリエル王女に仕える後宮の近衛侍女として働いていました。
アスラ王国南部のトナーティ領にある水神流道場の一人娘として生まれ、水神流の中級剣士まで腕を磨いています。
水神流は防御やカウンターを得意とする流派であり、冷静で真面目なリーリャの性格に非常に合っていました。
その剣の腕前を買われ、要人警護の任務に就いていたのです。
毒による後遺症で剣士を引退しブエナ村へ
リーリャが近衛侍女を引退した理由は、戦闘で足に毒を受けたためです。
ある日、まだ幼いアリエル王女を狙う暗殺者が現れ、リーリャは迎撃しました。
その際、短剣に塗られた毒を受け、後遺症によって素早く走ったり強く踏み込んだりすることができなくなります。
荒事ができなくなったため剣士を引退し、身を隠すようにフィットア領のブエナ村へ移住し、侍女を募集していたパウロに雇われました。
パウロとの過去と不倫の真相
リーリャとパウロは同じ剣術道場で修行した同門であり、過去にパウロから強引に肉体関係を持たされたという因縁があります。
この出来事により男性不信に陥りましたが、ブエナ村でメイドとして再会しました。
ゼニスの妊娠中、リーリャはパウロと不倫関係になり、子供を授かるという大きな騒動を引き起こすことになります。
パウロに初体験を奪われた過去
リーリャは若い頃、パウロに無理やり初体験を奪われました。
パウロはリーリャの実家である水神流の道場で修行しており、天性の才能で三つの流派を上級まで習得していました。
しかし、素行が悪く道場内で孤立したパウロは、当てつけのようにリーリャに夜這いをかけ、そのまま逃亡するように道場を去ってしまいます。
後にこの生々しい過去を、当時7歳だったルーデウスに淡々と語る場面もありました。
トラウマによる男性不信
パウロに暴行され、直後に逃げられた経験は、リーリャに深い心の傷を負わせました。
この出来事により、リーリャは長期間にわたって男性不信に陥ってしまいます。
ただし、時が経ちグレイラット家のメイドとして働くようになった現在では、過去のトラウマをそれほど気にしていない様子を見せています。
むしろ、職を失い困窮していた自分を助けてくれたことに対し、パウロに複雑な感情を抱いています。
妻ゼニス妊娠中の不倫騒動
リーリャはゼニスが第二子を妊娠している期間に、パウロと不倫関係になり妊娠しました。
毎晩のようにパウロとゼニスの声を聞いていたリーリャは欲求不満になり、自らパウロを誘惑してしまいます。
妊娠が発覚して緊急家族会議が開かれた際、リーリャは責任を取って家を出ようとしました。
しかし、ルーデウスがパウロを悪者に仕立ててゼニスを説得したことで許され、実質的にパウロの第二夫人として家に留まることになりました。
リーリャとゼニスの関係
リーリャとゼニスは、主人とメイドという立場を超えて非常に仲の良い関係を築いています。
不倫騒動という大きな危機を乗り越えた後は、さらに絆が深まりました。
転移事件で行方不明になったゼニスの捜索にリーリャは同行し、ゼニスが廃人のような状態になって救出された後も、献身的に介護を続けています。
妻のゼニスとは仲良しな関係
リーリャとゼニスは、グレイラット家で共に過ごす中で、気の置けない友人同士のような関係でした。
ルーデウスが赤ん坊の頃から、二人が台所で並んで料理をするなど、仲睦まじい姿が描かれています。
リーリャの不倫が発覚した際も、ゼニスは「あなたはもう家族なんだから、勝手に出て行くことは許さないわ」と怒りながらもリーリャを許し、二人は大粒の涙を流して和解しました。
ゼニス捜索に同行する
リーリャはパウロたちと共に、行方不明になったゼニスの捜索活動に貢献しました。
フィットア領転移事件でバラバラになった後、リーリャはシーローン王国から救出され、パウロと合流します。
その後、ゼニスがベガリット大陸の迷宮にいることが判明すると、リーリャも同行して迷宮都市ラパンへ向かいました。
迷宮探索には直接参加できないものの、パウロやルーデウスたちの後方支援を行い、ゼニス救出のために尽力しました。
廃人となったゼニスを介護する
リーリャは、救出後に心を閉ざしてしまったゼニスを献身的に支え続けています。
迷宮の最深部でゼニスを発見したものの、ゼニスは言葉も記憶も失い、廃人のようになっていました。
さらにこの戦闘でパウロが死亡し、リーリャは大きなショックを受けます。
それでもリーリャはゼニスを見捨てることなく、ルーデウスの家であるシャリーアの邸宅に住み込み、ゼニスの介護や日常の世話を全て引き受けました。
リーリャとルーデウスの関係
リーリャは当初、転生者であるルーデウスの大人びた奇行に不気味さを感じ、距離を置いていました。
しかし、自身の不倫騒動の際にルーデウスが的確なフォローをして自分を救ってくれたことで、評価が完全に反転します。
それ以降はルーデウスに深い恩義と尊敬の念を抱き、恩人のために尽くすようになりました。
ルーデウスが嫌いだった理由
リーリャは、赤ん坊の頃のルーデウスが見せる子供らしからぬ行動に恐怖を感じていました。
ルーデウスは中身が34歳の成人男性であるため、転んで頭を打っても全く泣かず、女性の下着を頭に被ってハイハイするなど、不気味な振る舞いを繰り返していました。
リーリャはゼニスに「ルーデウス様には何か悪いものが憑いているのでは」と相談するほど警戒し、不気味な存在として最低限しか関わらないように距離を置いていました。
家族会議を機にルーデウスを尊敬
リーリャのルーデウスに対する感情は、不倫による緊急家族会議を境に一変しました。
家から追放される覚悟を決めていたリーリャに対し、ルーデウスはパウロが無理やり迫ったという作り話をでっち上げ、ゼニスを説得しました。
一家離散の危機から救ってくれたルーデウスの優しさと機転に触れ、リーリャはこれまでの不気味という印象を捨て、深い敬意と恩義を抱くようになりました。
シャリーアのルーデウス邸で暮らすことに
リーリャは物語の終盤、ラノア王国のシャリーアにあるルーデウスの邸宅でメイドとして暮らすことになります。
ゼニス救出後、ルーデウスが構えた家で一緒に住むことになり、再びグレイラット家のメイドとしての役割を全うします。
廃人となったゼニスの介護を行いながら、ルーデウスや家族の生活を支える裏方として、最後までルーデウス邸に欠かせない存在として働き続けました。
リーリャとアイシャの関係
リーリャはパウロとの間に娘のアイシャを出産しました。アイシャはパウロの才能を受け継いだ天才児です。
リーリャは自身を救ってくれたルーデウスに恩返しをするため、アイシャをルーデウスに仕える完璧なメイドにするべく、幼少期から厳しい英才教育を施しました。
二人は共に転移事件に巻き込まれ、困難を乗り越えていきます。
娘のアイシャは頭が切れる天才
リーリャの娘であるアイシャは、非常に賢く要領の良い天才肌の子供です。
あらゆる物事をすぐに吸収し、人並み以上の能力を発揮する才能を持っています。
ルーデウスと久しぶりに再会した際も、当時6歳ながらも大人顔負けの会話を見せました。
パウロとリーリャの高い能力を受け継いだサラブレッドであり、凡人として生まれた異母姉のノルンとは対照的な存在として描かれています。
将来を見据えた子供への英才教育
リーリャはアイシャに対し、ルーデウスに仕えるための厳しい教育を行いました。
不倫騒動で自分を救ってくれたルーデウスへの恩返しとして、アイシャを将来ルーデウスの専属メイドにすると決意したのです。
言葉が通じない赤ん坊の頃から「ノルンお嬢様の先を越すな」「分を弁えよ」と言い聞かせ、メイドとしての礼儀作法や家事の技術を徹底的に教え込みました。
転移事件でシーローン王国へ
フィットア領転移事件が発生した際、リーリャはアイシャと共にシーローン王国へ転移しました。
異国の王宮内に飛ばされた二人は、不審者として捕らえられてしまいます。
さらに、第七王子のパックスによって、ロキシーをおびき寄せるための人質として2年半もの間軟禁されました。
しかし、ヒトガミの助言を受けたルーデウスが王宮へ潜入し、ザノバの協力も得て、二人は無事に救出されました。
まとめ
リーリャは、アスラ王国の近衛侍女から引退し、ブエナ村でパウロに雇われたグレイラット家の完璧なメイドです。
過去にはパウロに暴行を受けて男性不信になった経験がありますが、後にパウロと不倫して娘のアイシャを出産し、第二夫人として家族の一員となりました。
最初は転生者であるルーデウスを不気味に思っていましたが、不倫騒動で庇ってもらったことをきっかけに深い恩義を感じるようになります。
その後、天才的な頭脳を持つアイシャをルーデウスに仕えるメイドにするべく育て上げました。
転移事件やパウロの死という過酷な運命を乗り越えた後は、シャリーアのルーデウス邸に住み込み、廃人となったゼニスを最後まで献身的に介護し続けました。
リーリャの真面目で義理堅い性格は、グレイラット家を支える大きな柱となっています。

