【無職転生】パウロとは?強さや過去は?死亡理由や生存ルートについて

『無職転生』に登場するパウロ・グレイラットは、主人公ルーデウスの実の父親であり、ブエナ村の駐在騎士として生活しています。

かつてはS級パーティ「黒狼の牙」のリーダーを務め、剣術の三大流派をすべて上級まで習得した実力者でもあります。

本記事では、パウロの強さや過去、クズで嫌われる理由から、迷宮での死因や生存ルートの有無について詳しく解説します。

※当記事には本編のネタバレが含まれますのでご注意ください
目次

パウロ・グレイラットとは

©理不尽な孫の手・MFブックス/「無職転生」製作委員会
名前パウロ・グレイラット
立場ルーデウスの父親 / 元S級パーティ「黒狼の牙」のリーダー
年齢享年35歳(甲龍歴388年生まれ、甲龍歴423年没)
性別
身長不明
階級剣術三大流派(剣神流・水神流・北神流)すべて上級
声優森川智之

パウロは主人公ルーデウスの父親であり、優れた剣士であると同時に女癖が悪いという二面性を持つキャラクターです。

妻のゼニスとメイドのリーリャの間に、ルーデウス、ノルン、アイシャという3人の子供を設けています。

ギルドランクはAランクであり、かつてはブエナ村の駐在騎士や「フィットア領捜索団」の団長を務めていました。

ブエナ村で騎士として平穏な生活を送っていましたが、元々は冒険者として名を馳せていました。

S級パーティ「黒狼の牙」の元リーダー

パウロは冒険者時代、中央大陸で有名だったSランクパーティ「黒狼の牙」のリーダーを務めていました。

パーティメンバーはゼニス、ギレーヌ、エリナリーゼ、タルハンド、ギースといった曲者揃いでした。

パウロは偏見を持たずに長所を見抜く優れたリーダーシップでメンバーをまとめていました。

ゼニスの妊娠をきっかけに安定した生活を求めて冒険者を引退し、パーティを解散します。

その際、仲間関係を否定するような発言をして資金を持ち逃げしたため、一部のメンバーからは強い恨みを買うことになります。

貴族の家系の出身で家出していた

パウロは、アスラ王国の上級貴族であるノトス・グレイラット家の生まれです。

厳格な父親であるアマラントに束縛されることを嫌い、幼い頃から悪童として有名でした。

弟のピレモンが生まれてからは家の中に居場所がなくなり、12歳の頃に父親と喧嘩別れをして家を飛び出しました。

その後、冒険者として自由に生きる道を選びます。

ルーデウスの従兄弟であるエリスの父親、フィリップはパウロの従兄弟にあたります。

ルーデウスを強制的に家から出して学ばせたのは、自身の父親から受けて嫌だった行動をそのまま息子にしてしまった結果でした。

パウロとエリナリーゼの過去の確執とは

パウロとエリナリーゼは、「黒狼の牙」の解散を巡って深い確執を抱えていました。

エリナリーゼはパウロの身勝手な解散宣言を許せず、パウロを嫌悪していました。

しかし、パウロの家族が行方不明になった事件やルーデウスの存在を通じて、最終的には親戚という関係に落ち着きます。

エリナリーゼと喧嘩別れした理由

パウロが「黒狼の牙」を一方的に解散したことが、エリナリーゼと喧嘩別れした直接的な理由です。

ゼニスの妊娠を知ったパウロは、「俺の中でお前らはそれほど重くない」と仲間を否定する暴言を吐きました。

さらにパーティの資金を持ち逃げして冒険者を引退したため、エリナリーゼから深く恨まれることになります。

実はパウロ自身は「黒狼の牙」を最高の仲間だと思っていましたが、ゼニスが妊娠した以上冒険者を続ける選択肢はなく、言葉を訂正することはありませんでした。

パウロとエリナリーゼの和解

パウロとエリナリーゼは、ゼニス救出という目標に向けて再び協力関係を築くことで、かつてのわだかまりを乗り越え、共闘する姿が描かれています。

エリナリーゼはフィットア領転移事件の後、パウロの家族を捜索するためロキシーたちと行動を共にしました。

また、転移迷宮の攻略では、ギースの救援要請を受けたエリナリーゼがルーデウスと共に駆けつけ、パウロに加勢します。

パウロとエリナリーゼは親戚になる

パウロとエリナリーゼは、最終的に息子のルーデウスを通じて親戚関係になります。

ルーデウスは幼なじみのシルフィエットと結婚しますが、シルフィエットはエリナリーゼの孫にあたります。

エリナリーゼ自身も、パウロの冒険者仲間のクリフと結婚します。

ルーデウスを大切に想う気持ちを共有し、複雑な過去の因縁がありながらも、血縁と婚姻によってパウロとエリナリーゼは家族のような繋がりを持つことになりました。

パウロの強さとは?剣術や武器について

パウロは剣術の三大流派をすべて上級まで習得した、非常に優秀な剣士です。

攻撃、防御、立ち回りのすべてを高水準でこなし、魔物相手の実戦でも圧倒的な強さを発揮します。

聖級の奥義を持たないため器用貧乏とも評されますが、強力な魔剣を装備することで聖級剣士と同等の実力を持ちます。

三大流派をすべて上級まで習得

パウロは「剣神流」「水神流」「北神流」の三大流派をすべて上級まで習得しています。

剣神流は速度と攻撃力を重視し、水神流は防御とカウンターを主体とし、北神流は実践的な剣術です。

すべてを兼ね備えたパウロの剣技は「理想の剣士を体現した」と評されています。

ただし、聖級で覚える奥義を習得していないため、王級剣士であるギレーヌには勝てず、剣術の頂点には一歩及ばない実力でもあります。

最も才能があるのは北神流ですが、パウロ自身は北神流を好んでおらず、普段は剣神流を主体に戦います。

実戦で活きる剣神流と水神流の強さ

パウロの強さは、実戦において剣神流と水神流を自在に切り替える点にあります。

ブエナ村に魔物が襲来した際、パウロは剣神流の速攻で手下を一気に斬り倒しました。

さらに魔物の親玉からの攻撃を受けた瞬間には、水神流の技で攻撃を受け流しながら見事に討ち取っています。

幼年期のルーデウスが策を練ってパウロに勝負を挑んだ際も、水神流で魔術をあっさり受け流し、剣神流の速さで攻め込んで圧倒的な実力差を見せつけました。

状況に応じて流派を使い分ける戦闘スタイルがパウロの強みです。

強力な武器である鎧通しの魔剣を装備

パウロはベガリット大陸で手に入れた「鎧通しの魔剣」を装備しています。

この剣は、硬いものほど簡単に斬れるという強力な能力を持っています。

市場では能力が判別されずナマクラ扱いされていましたが、本で知識を得ていたパウロが買い取りました。

龍神オルステッドの闘気すら斬り裂くほどの威力があり、総合的な実力は鎧通しの魔剣を使った状態で聖級剣士程度に跳ね上がります。

迷宮攻略時にはこの剣を活用し、ヒュドラの首を切断する重要な役割を担いました。

パウロの最後は?死亡した理由と死因

パウロの最後は、転移迷宮の最深部で息子ルーデウスを庇って命を落とすという結末です。

ゼニスを救出するために強力な魔物と死闘を繰り広げ、家族のために自らを犠牲にしました。

不器用ながらも息子への深い愛情を行動で示した最期となりました。

転移迷宮でゼニスを救出に向かう

パウロは行方不明だった妻ゼニスがベガリット大陸の「転移の迷宮」に囚われていることを知り、救出に向かいます。

ロキシーやタルハンド、ギースといったかつての仲間たちと迷宮に挑むものの、難易度の高さに攻略は難航しました。

その後、救援に駆けつけたルーデウスやエリナリーゼと合流し、戦力を増強して迷宮の最深部へと到達します。

そこで魔力結晶の中に閉じ込められたゼニスをついに発見しました。

ヒュドラの攻撃が死因となる

パウロの死因は、迷宮の守護者である「マナタイトヒュドラ(魔石多頭龍)」による攻撃です。

9本の首を持つ巨大なドラゴンに対し、一行で唯一首を切断できるパウロと、無詠唱魔術を使えるルーデウスが連携して死闘を繰り広げました。

九つの首をすべて切断することに成功しますが、ヒュドラの最後の悪あがきによる攻撃を直接受けてしまいます。

胴体を両断され、下半身を完全に失ったことが決定的な死因となりました。

息子ルーデウスを庇って死亡する最後

パウロは死の直前、ヒュドラの不意打ちからルーデウスを突き飛ばして庇い、身代わりとなって死亡します。

ルーデウスを守るための行動でしたが、パウロ自身には遺言を残す力すら残されていませんでした。

ゼニスの救出には成功したものの、父親の唐突な死はルーデウスに深い悲しみをもたらしました。

しかし、命懸けで息子を守った生き様は、ルーデウスに自分がパウロとゼニスの息子であるという強い自覚を持たせることになりました。

パウロは生き返る?生存ルートの有無

パウロが生き返ることはなく、生存ルートも存在しません。

パウロの死は物語における決定的な出来事であり、覆ることはありません。

ただし、ルーデウスの夢の中という形で再び姿を現す展開が用意されています。

パウロが今後生き返ることはない

パウロが死亡した後、物語の中で生き返ることはありません。

胴体を両断されるという致命傷を負っており、蘇生魔法などが使われる展開も存在しません。

パウロの死は、息子であるルーデウスにとって大きな喪失であると同時に、人間としての成長や前世からのトラウマと向き合うための重要な転換点として描かれています。

読者にとっても衝撃的な別れとなりますが、死が覆ることはありません。

ルーデウスがヒトガミの助言通りに行動すれば生存していた?

ルーデウスがヒトガミの「ベガリット大陸へは行くな」という助言に従っていれば、パウロが生存していた可能性が議論されることがあります。

ヒトガミの目的はルーデウスとロキシーを出会わせないことでした。

もしルーデウスが迷宮に向かわなければ、パウロ達だけでは攻略に時間がかかり、全滅していた可能性もあります。

結果としてルーデウスが向かったことでゼニスとロキシーは救出できましたが、パウロの死という大きな代償を払うことになりました。

運命を変える明確な生存ルートがあったとは断言できません。

ルーデウスの夢の中で再会を果たす

パウロが生き返ることはありませんが、原作小説の終盤でルーデウスと精神的な再会を果たします。

冥王ビダに取り憑かれたルーデウスの夢の中にパウロが登場するシーンが描かれています。

生前のパウロらしい姿で現れ、過酷な運命に立ち向かう息子に対して言葉を交わします。

物理的な復活ではないものの、パウロの存在がルーデウスの心の支えであり続けていることがわかる感動的なエピソードです。

パウロがクズで嫌いと言われる理由

パウロは、読者から「クズ」や「嫌い」と言われることが多いキャラクターです。

人の話を聞かずに怒鳴りつけたり、妻の妊娠中に浮気をして相手を妊娠させたりと、倫理観に欠ける行動が目立つためです。

しかし、自身の非を認めて謝罪できる素直さも持ち合わせています。

息子の話を一切聞かず理不尽に叱る

パウロが嫌われる理由の一つは、子供の話を一切聞かずに理不尽に叱りつける点です。

ルーデウスがいじめっ子からシルフィエットを助けた際、いじめっ子の親の嘘を信じ込んだパウロは、「言い訳をするな」とルーデウスを一方的に怒鳴りつけました。

さらにカッとなって顔面を平手打ちしてしまいます。

自分の意見ばかりを押し付ける高圧的な態度は嫌悪感を抱かせますが、後に事情を知ったパウロは素直に自分の非を認めて謝罪しました。

自分が父親と喧嘩別れした過去があるため、息子とは同じ轍を踏みたくないという思いからの謝罪でした。

ゼニスの妊娠中にリーリャと浮気

パウロ最大の汚点は、妻のゼニスが第二子を妊娠している最中に、メイドのリーリャと浮気をして妊娠させてしまったことです。

「他の女性に手を出さない」という結婚の約束を破り、性欲に負けて肉体関係を持ちました。

事実を知ったゼニスからは当然ビンタをされ、家庭崩壊の危機に陥ります。

怯えた表情で「たぶん俺の子だ」とアッサリ認める薄情な態度は、完全な「クズ男」と評価される原因となりました。

最終的にルーデウスの機転で事なきを得ましたが、非常に問題のある行動です。

浮気など女性関係にだらしない

パウロは根っからの女好きで、女性関係に非常にだらしない性格です。

ブエナ村の女性たちからチヤホヤされてデレデレしたり、結婚前は「黒狼の牙」の女性メンバー全員に手を出したりと、欲望のままに行動していました。

アニメ版では、かつてリーリャに対して強引に夜這いを仕掛け、トラウマを植え付けた過去も明らかになっています。

リーリャとの浮気騒動も、最初はリーリャからの誘惑があったとはいえ、断りきれない意志の弱さがあります。

この女性に対するだらしなさが、パウロが嫌われる最大の要因となっています。

まとめ

本記事では、『無職転生』に登場するパウロ・グレイラットについて詳しく解説しました。

パウロは主人公ルーデウスの父親であり、元S級パーティ「黒狼の牙」のリーダーを務めた実力者です。

剣神流や水神流などの三大流派をすべて上級まで習得し、鎧通しの魔剣を振るう優れた剣士としての強さを持っています。

その一方で、息子を理不尽に叱りつけたり、妻の妊娠中に浮気をするなど女性関係にだらしなく、読者から「クズ」と批判されることも多いキャラクターです。

しかし、パウロの真の魅力は家族への不器用な愛情にあります。

フィットア領転移事件後は精神的に追い詰められながらも家族を捜索し続け、最後は転移の迷宮でヒュドラの攻撃から息子ルーデウスを命懸けで庇って死亡しました。

彼が生き返る生存ルートはありませんが、その最期はルーデウスに強い覚悟を植え付けました。

欠点だらけでありながらも、父親として命を燃やしたパウロの生き様は、多くのファンの心を打つものでした。

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