『黄泉のツガイ』のユルは本作の主人公で、「夜と昼を別つ双子」の兄です。
現代社会と隔離された東村で暮らしていましたが、影森家の襲撃によって偽の妹の正体を知り、ツガイの左右様と契約しました。
当記事では、ユルの強さやツガイの能力、秘められた「封」の力の覚醒について解説します。
ユルとは?

| 名前 | ユル |
| 立場 | 夜と昼を別つ双子 |
| ツガイ・能力 | 左右様 / 弓術 / 狩猟術 |
| 年齢 | 16歳(数えで17歳) |
| 身長 | 不明 |
| 誕生日 | 不明 |
| 声優 | 小野賢章 |
ユルは現代社会から隔離された東村で、猟師として暮らしている16歳の少年です。
「運命の双子」であることも、座敷牢にいる妹のアサが偽物であることも知らず、平穏に暮らしていました。
ユルという名前は、母親のナギサの出身地である沖縄の言葉で「夜」を表しています。
夜と昼を別つ双子の兄
ユルは東村に伝わる「夜と昼を別つ双子」の「夜」を司る存在です。
「夜と昼を別つ双子」とは、東の村で夜と昼が等しい日に、日の出を境に生まれる男女の双子です。
双子はそれぞれ「解」と「封」という力を手にしますが、ユルは「封」の力を覚醒させることができます。
また運命の双子が生まれた時代は、世が割れると言われています。
かつて400年前にも運命の双子が生まれ、「慶長出羽合戦」「関ヶ原の戦い」といった、国が東西に分かれる大きな争いが起きました。
現代文明について何も知らない
ユルの育った東村は、現代社会から隔離された山奥に存在します。そのためユルは現代文明について何も知りません。
- スマホ:小さい狼煙みたいなもの
- 車:中に馬が入っていてなんだかんだですごい速さで走る
- 写真:浮世絵のすごいやつ
- 洗濯機:中に小さい人が入ってて洗ってくれる
というように、ざっくりとした理解をしています。
また下界に来てから読めるけどわからない言葉は、ハナから渡された電子辞書で調べるようになりました。
ユルの「封」の力とは?覚醒するのか?
「封」の力は『世のあらゆるものを強制的に「とじる」ことができる』という力で、アサの持つ「解」と対の力です。
対象に手のひらを向け、拳を握る動作をすることで「封」を発動させることができます。
「封」は、ツガイを強制的に本尊の状態に戻して封印したり、特定の地域を結界内に閉じ込めることが可能です。
「封」の力の一部を使うことができる小野ミナセは、人間の寿命を封じて不老の体を手に入れています。
また東村も結界も、村長のヤマハが「封」の力の一部を使って結界を張ったものです。
「封」の力を覚醒させる条件は死亡すること
ユルの「封」の力を覚醒させるためには、一度死亡する必要があります。
「夜と昼を別つ双子」は一度死亡すると、現世と死者の国の境目である「黄泉比良坂(よもつひらさか)」に行くことができます。
そこでユルは「封」のツガイに出会うことができます。
黄泉の世界を訪れた者が選べる道は2つ。このまま死亡するか、「封」の力を覚醒させて現世に戻ることです。
400年前の双子の兄・夜太郎は「封」を手に入れず、そのまま死亡しました。
ユルはいつ「封」の力を覚醒させるのか
ユルは原作漫画の最新12巻の時点で、「封」の力を覚醒させていません。
自ら命を断てば「封」を手にすることはできますが、ユルは自分から覚醒させるつもりはありません。
しかし、今後物語が進む中で、ユルが殺されて「封」の力に目覚める可能性は高いです。
ユルのツガイ『左右様』の能力は

ユルが契約しているツガイは『左右様』です。
東村の入口で、400年以上前から守護神として祀られていました。
「左様」は左側に立つ一本角の女性型ツガイで、血の気が多く好戦的な性格。「右様」は右側に立つ二本角の男性型ツガイで、表情豊かで豪快な性格です。
「封」と「解」の暴走を止める能力
左右様には「封」と「解」の暴走を止める能力があります。
「封」の力を相殺するのが左様、「解」の力を相殺するのが右様です。
東村の襲撃の際、アサが右様を解で攻撃をするも、「阿」と口から放った衝撃波で跳ね返してしまいました。
本来、暴走を止めるはずの左右様が、「封」を持つユルと契約していることで、抑止力にならなかったり、そもそも「封」の覚醒を阻害してしまう可能性があります。
岩の体による防御力
左右様は岩の体を持つため頑丈で、銃火器での攻撃にもビクともしません。
その硬さを活かして接近戦で左右様が戦い、遠距離からユルが弓で攻撃するコンビネーションができるます。(左右様は矢が当たっても問題ないため)
また岩で体ができているため、手足を切り落とされても、ホームセンターで購入した接着剤で修復できます。
本気になると獣のようの姿になる
本気で戦うときには、全身が毛に覆われた獣人のような姿に変化します。
あっという間に郊外から東京まで空を飛んでいくことができ、高速で移動することができます。
口から衝撃波を放って攻撃することもでき、敵を左右から挟み打ちします。
ユルの強さは
ユルの強さは、東村で狩人として育ったことで鍛えられました。
父親から弓矢の技術や、ハンターとしてのメンタルを学び、幼少期から山賊に狙われ続けて生き延びたことで強さを身につけました。
狩人として弓矢の扱いに長ける
ユルは狩猟で鍛えた弓矢の技術で、左右様と共に自ら敵と戦います。
ヤマドリを一矢で射落とす腕前を持ち、物陰に潜む相手も正確に狙撃することが可能です。
敵を確実に仕留めるために、一の矢で足を狙い、二の矢で利き腕を狙うなど、合理的かつ容赦のない攻撃をします。
また麻痺毒を塗った矢、夜闇に紛れる黒い矢、逆光で敵の視界を妨げる、ビルの隙間を縫う曲射など、弓矢を使った様々な戦術を扱います。
ガチハンターとしての強さ
ユルは「ガチハンターメンタル」と称されるように、自分に向けられた殺意や気配を察知する感覚が鋭敏です。
殺意のない敵には手心を加えますが、殺気を持った敵に対しては一切の容赦をしません。
幼少期から東村の刺客に命を狙われ続けてきた実戦経験によって培われました。
夜目が効くため、暗闇で気配を絶って敵を一方的に攻撃することもでき、影森ジンやガブちゃんもユルのハンターとしての強さに恐怖を抱くほどです。
与謝野イワンを追い詰めるほどの実力
ユルは作中屈指の強さを持つ、与謝野イワンを追い詰めるほどの実力を持っています。
月の出ない夜の闇に紛れながら、ビルの屋上を飛び回り、与謝野イワンの手足に黒塗りの矢を何度も当て続けます。
与謝野イワンは防戦一方となり、人混みの方へと逃げていきました。
左様がイワンに対して「夜の名を冠するわが主の攻撃 躱し切れるかな?」と言うように、ユルは夜の戦闘で力を発揮できます。
ユルの両親はミネとナギサ
ユルの両親は、東村の狩人だった父親のミネと、沖縄出身の母親の金城ナギサです。
ナギサは登山中に遭難して東村に辿り着き、下界に降りられなくなりましたが、そこでミネと出会って結婚しました。
10年前に運命の双子として生まれたユルとアサを守るために、東村から逃亡を企てますが、ヤマハの妨害に遭いユルを連れていくことは叶いませんでした。
その後、ナギサの故郷である沖縄に向かう飛行機の中で、突如として行方不明になってしまいます。
敵の与謝野イワンが、ミネとナギサを斬ったと発言していますが、生死は今も不明のままです。
ユルと偽アサ(キリ)の関係
ユルは10年間、座敷牢に幽閉されたアサのことを本物の妹だと信じていました。
しかし、そのアサは偽物で、東村にしたツガイ「ザシキワラシ」のキリが化けていたものでした。
本物のアサだと信じていたユルは、シスコンと言われるほどに溺愛していて、アサのために自分はずっと村にいると宣言していました。
偽アサにずっと騙されていたことになりますが、ユルは偽アサのことを恨むことはしませんでした。
むしろ両親がいなくなったあとに、心の支えとなって生きる力を与えてもらったと感じています。
これ以上責めることはできないと、ユルと偽アサは和解しました。
まとめ
ユルは、過酷な「運命の双子」としての宿命を背負いながらも、自らの意志で道を切り拓こうとする魅力的な主人公です。
卓越した弓矢の技術と「左右様」という強力なツガイを武器に、失踪した両親を取り戻し、家族4人で平穏に暮らすというささやかな願いのために戦い続けます。
未だ目覚めぬ「封」の力や、両親の行方など、多くの謎を残しながら進む今後の物語に注目です。









